『おみやさん』Season6最終話


昨日『相棒』が終わったと思ったら今日は『おみやさん』も終わりか、さみしいのう。
『おみやさん』にはさほど思い入れはないが、だからこそ気楽に見られる。やっていると意識せずにチャンネル合わせてるんだよね。毎回の出来もバツグンの安定感があるし。まぁ『相棒』がムラありすぎなんだが(笑)。
さて、最終回2時間スペシャルはテレビ欄によれば、
「時効直前!2つの事件が動き出す 京都の春に試された親子の絆よ! 京番茶に殺意の香り 22年間息子を待ち続けた母!! 手作り餃子に秘められた涙の過去」。
どこまでがタイトルでどこからがサブタイトルなのかわかんないけど、なげぇ…。で、どんな複雑な展開をするのかと思いきや、なんだよ通常の1時間ものを続けて2本やっただけじゃねー? タイトルをわかりやすく分けると、第一部が「京番茶に殺意の香り」、第二部が「肉餃子に詐欺の香り」。
『おみやさん』は迷宮入り事件を扱うという性質上、時効寸前(or時効成立後)に犯罪被害者の近親者が真犯人を偶然知り(見つけ)犯人を殺してしまうパターンが多い。さらに、その近親者は平均以上に善良だったりして、事件さえなければ幸せな日々を送っていたはずなのにという描き方を好んでする。そこがちょいとやりきれんのだ。で、やっぱり今回の第一部がそんなお話。
第二部は振り込め詐欺グループの青年がターゲットにした女性(江波杏子)の思いやりに触れて改心する、ちょっとイイ話。そこにもいくらかやりきれない要素はありつつも、ラストはキレイに後味よく締めてくだすった。それが『おみやさん』スタッフの健全さであり、たいして思い入れがなくてもなんとなくチャンネルを合わせちゃう動機にもなっている。全体のトーンが明るいから見やすいトコも。洋子との付かず離れずの関係とか、捜査本部でのおみやさんの慕われ具合とか、お約束シーンに、和むよね〜。
ところで、どーでもいいっちゃどーでもいいことだが、おみやさん(渡瀬恒彦)と洋子(櫻井淳子)の関係はいつまで微妙なままでいくつもりなのか気になりません?
おみやさんの設定年齢は不明なので、渡瀬恒彦が何歳かっちゅーところから攻めると1944年7月生まれ、つまり64歳でしょう。浅見光彦だって次々と俳優が変わって若返りしてるというのに、君はいくつまで永遠のおぼっちゃまキャラをやるつもりだい。まぁ、渡瀬あっての「おみやさん」なのはわかっております。でもさ、おたまさん(菅井きん)、芝居途中で意識を失っているみたいに見えるときもあったりしてなんかヤバそうなんだよなぁ。おたまさんの目の黒いうちにそろそろ洋子さんとどうかなっちゃってもいいと思うんだけど、え、視聴者の見ていないところでとっくにどうかなっちゃってるから心配するな?
「ホントに、それならおよろしいんですがねぇ(byおたま)」