本日のよろこびごと。(995)


月9なのに 王道なのに 福士君なのに(喜)
連ドラの感想〜♪

  • 「恋仲」

エピソードがありきたりで浅くて説明的、見せ方もぶつ切りで流れなし、素人の書いた携帯小説かと。メイン3人の演技は“これからの人”ということで仕方ないと妥協しようとしたのに、演出・構成・編集までもがつたなくて、これからの人たちの仕方なさをさらに際立たせるからどうにも救われず。これでいいのか、もう一度取り直せ!、誰かすごい人に編集しなおしてもらえ!となんど思ったことか。水面からの反射光を使った映像や、適度に郷愁を誘う町並みなど、切り取られたシーンにはいくつか素敵なものはあったが、とにかくドラマとして陳腐、わくわくどきどきゼロ。

  • 「ナポレオンの村」

コミカルでテンポよく、意外と面白かった。「県庁の星」と違って、唐沢寿明演じる公務員はけた違いにまー有能なのね。己のふがいなさにのたうち回るなどの挫折の気配はまるでなし。ド田舎コミュニティにぬるりと打ち解け、いつの間にか青年団も味方につけて、画期的なアイデアと実行力とコネで、市長の妨害工作をさくさく打破していくのは小気味良し。非現実的でも、善が必ず勝つ的な話は見てて楽。深刻になりすぎないのがいい。過疎村の廃村をもくろむ市長(沢村一樹)の主張自体は正論で悪とも断じえないのだけれども、振る舞いが悪すぎてなんとも(苦笑)。スカイランタンが綺麗でときめいた。