本日のよろこびごと。(994)


ルンバらを 購入ためらう リスクあり(喜) 
連ドラ初回の感想〜♪(※ネタバレあり)

杏が好きなのに前作にさほどハマらなかった自分は、今回もあんまりハマらなかった。
高圧的な支店長(寺脇康文)の命で、元本保証とウソをついて投信を販売した銀行員(片瀬那奈)が、辞職へ追い込まれる。火の粉がふりかかるのをおそれる同僚らは一様に知らぬ顔。そこへ花咲舞(杏)が乗り込んで「ちょっと待ってください」と支店長を堂々糾弾、するととたんに同僚たちが「実は自分も支店長にはひどい目に」と次々証言しはじめて、「なんだお前らは…くそぉっ」と悪がくずおれるという趣向。
序盤〜中盤はたいくつ。終盤の悪を懲らすあたりはそれなりに楽しいが、やはりいかんせんワンパターン。ご都合主義で丸くおさまりすぎていて、新作を見ている気分がしないのだよね。杏と上川氏の掛け合いが楽しげでも、最後のほうだけ見らればいいかと思ってしまう。
にしても銀行員がこんなに信用ならんのでは、一般人はレコーダーを常時携帯して自衛するっきゃないのかしらね。

  • 「リスクの神様」

話はこっちのが面白かった。
ロボット掃除機の発火リスクにより開発担当の女性重役(戸田恵梨香)が辞任を迫られる。火の粉が降りかかるのを恐れた上司らは逃げ腰。そこへリスクの神様(堤真一)が乗り込んで…。
と、ここまでは「花咲舞」の流れとなんとなくかぶっていた。しかし「神様」の落としどころはシビアでより現実主義だった。
女性重役は組織への問題波及を防ぐために「責任は自分にある」とマスコミの前で涙を流し頭を下げ役職を辞する。一方、裏で漁夫の利を得る会社組織や企業人の強かさもさらっと描かれたりして。スカッとしないが、見ごたえはあった。
発火した掃除機が某ル○バを連想させるため、某○ンバの会社から訴訟をおこされるリスクはないのか、少し心配にはなったが(笑)