貴志祐介著『硝子のハンマー』

完璧なセキュリティ設備に守られたビルの最上階で会社社長が撲殺されていた。犯人は社内で研究開発中の介護猿か介護ロボットか。密室の謎を解くために雇われた防犯コンサルタント(その実態は泥棒)がたどり着いた答え。その意外な犯行方法は・・・。
いつになったらホラーになるのかと思っていたら、本格ミステリのまま最後までいっちゃいました、はは。でも犯人当てはどーでもいい感じ。なんで「硝子のハンマー」なんだろうかという疑問が読み終えるとすんなり解けるところはよかったけども、でも貴志さんならもう少し犯罪者の心理に焦点を当てた心理ホラー系のが本領発揮するんじゃないかしらん。