本日のよろこびごと。(545)

カレーとナン


カレーはね なんだかんだで 塩なんです(喜)

本日の工程は3つ。

  • (1)カレーをなんとかする

“昨日のボソボソカレーをルウとみなしてサラサラカレーにすればいいのだ”というコンセプトのもと、ホウロウ鍋に移し水を投入。ちゃんと溶けてくれるだろうかと懸念は杞憂。あっという間に水分となじんで滑らかになり、
「うむ、程よくウマそうになってきたではないか」
よしよし。次に辛さをマイルドにするためプレーンヨーグルトを大匙一杯加えてと。よし、味見だ。
「おおっ、ウマい! すごくそれっぽいーー!(喜)」
口当たりがよくなっただけでこんなに味覚に変化がでるもんなんすねぇ。

  • (2)ナンを焼いてみる

材料:ハウスのナンミックス、水
1枚分のナンミックスと水を今度こそ正確に量ってボウルに投入、コネること5分、6分、7分、…5分ほどで手につきにくくなって完了と作り方に書いてあるはずだが、いつまでもべたべたするのはなんでだろう。水がわずかに多すぎたのかしらん。ふーん、ま、いいことにしよう(でた!妥協)。
そのままなんとなく丸くまとめて上からラップ→30分放置。すると、ああら不思議ふっくらと…あんまなってねぇなぁ?
次はまな板に打ち粉(小麦粉)をし、その上で3〜5ミリ厚さに伸ば…伸ばしずれぇ、でもなんとなくこんな感じでいいことにしてくれ。
これを予熱したフライパンに移し…あ、えーっ、(まな板から)は、はがれないっ!(焦)
製作工程の8割でプチ壁にぶちあたり、その度に壁を無視し続けたあげく完成したナンは写真のとおりふっくらとはほど遠い。でもま、そういうもんだと思わば思え。

  • (3)実食

まず、カレーをスプーンでいただくと、
「うむ、試食でも思ったけれどまったく別物のようにウマいっ!」
トマト大量投入とヨーグルトでやや酸味が強いが、かなりお店の味に近い。
そして紆余曲折あったナンは、
「ふっくらしてないが煎餅というほど堅くもない。ぺしゃんこに潰したナンと思えば…味はちゃんとナン(水しか足してないから当たり前)! カレーを付けるとさらにナンナンっ!」
と総合的には満足のいく出来あがり。
「なーんだ、本格インドカレーなんて簡単じゃん。これから外で食べる必要ねーな」
などと驕り高ぶるほどに◎なのでした。

  • 余談

「本格インドカレーを自宅で」という発想の出どころは実はテレビ。アンガールズの山根氏が、自宅にスパイスを揃え客をインドカレーでもてなすというのを実演しているのを見てから。彼がそのときに放った、
『カレーはなんだかんだで結局塩なんですよ』
の一言がスンッと腑に落ちて、
「そうか、結局は塩なのか…それなら自分でもできるな」
ゆえに今回の妥協だらけの製作工程においても塩分量だけはきっちりと、レシピを忠実に再現しました。◎に落ち着いたのはそのおかげかな?