ニコラス・スパークス『きみに読む物語』

14年目の再会、奇跡のような愛の物語。
「つい最近「きみに読む物語」を読んで、収集つかないくらい泣いちゃった」と薦められ(?)、図書館で予約して借りたはよいが「収拾つかないくらい泣いたら」収拾つかんからと避け、返却期限ぎりぎりまで放置。で読んだら一気に読みぬけました。いきなり最終回か!?みたいなクライマックスからはじまりますので、うわ、どーなるんじゃろかとやめられず。でもね、クライマックスが長…いや、よかったですけどもね。なんかこの本のことをちょっとでも悪く言うと、おめーは鬼だ!と白眼視されそうでこわいっす。
あ、映画もあるんだってね。映画は是非ともみてみたいなあ。
ネタバレな話をしちゃいます。読んでない人はここから下は読まないでね。
アルツハイマーで入院する最愛の妻に夫ノアさんが二人の出会いを本にしてなんどもなんどでも読みきかせる、これはそのための物語なのです。導入から4分の3までが「きみに読む物語 in きみに読む物語」、残りが「きみに読んでいる物語 in きみに読む物語」。で、不謹慎なアタシめはこの残りの部分の視点は実はノアじゃなくてロンだろう!と思い続けて、いまだに疑っておるのでした。ロン哀歌。