中野翠著『ここに幸あり』
本書はサンデー毎日の連載を1年分収録した2004年度版、彼女の鋭い感覚で摘み取った昨年のエッセンスがぎゅぎゅぎゅっと詰まっている。本、映画、人、ファッションから市井の出来事や社会問題まで、その凝縮度と中野アンテナの感度には脱帽。リアルタイムで話題を共有したかった。
このエッセイ集を読んでむずむずとビデオがみたい虫がうずきだした。啓蟄か。TSUTAYAサイトでオンライン半額クーポンをプリントアウトしていざツタヤへ繰り出した。ジャック・ブラックの壊れキャラが秀逸で、単純おバカなストーリーにアメリカの愛すべきアホさを見直した、と中野さん絶賛の『スクール・オブ・ロック』目当てで行くが見当たらず。リース・ウィザースプーンのお気楽コメディ『メラニーは行く!』と、ずーっとみたかったヒュー様の『ラブ・アクチュアリ』をレンタル。