中村うさぎ著『愛か、美貌か』

ホストクラブからプチ整形まで中村うさぎ怒涛の2002年、週刊文春連載中のショッピングの女王をまとめたエッセイ集の第4弾。
なにかを我慢して後悔するよりは、やって後悔したいうさぎさん。惚れます。やらず後悔するほうに流れてしまう身重じゃないのに身重なアタシ、まあ世間一般はアタシタイプのが多いんじゃないかのう、だからこういうかっとんだ人の話をきくとかっこえーなぁと感動し、もっとやれやれとはやしたくなる。で、最近の欝モードのうさぎさんに、がむばれ〜と心の中で応援をしているんでありますよ。
いきなりですが「馬主席」、さてなんて読む? アタシは「まー・しゅせき」という中国共産党のどえりゃー人(がいるのか?)のことかと思いましたが、「ばぬしせき」。馬主席にお呼ばれし競馬遊びに興じたエピソードもあり。ショッピングやホストクラブと違って競馬するときの散財ぶりはずいぶんと控えめで、かわいらし。消費行動に直結するコンプレックス回路に点火するには、競馬にはなにが足りなかったのでありましょう。
アタシも一時期競馬にはまったことがあります。しばらくの間は頭の中には次のトゥインクルレースはいつだろう行けるだろうか行きたいな、競馬新聞の◎や●に目を光らせ、予想屋のおっちゃんのだみ声に耳をすませ、パドックを見に行くぞ、だのなんだのと、府中にも行ったし。。。ま、アタシなんて1日遊んで2000円ぐらいしか使わないちびっこ買いしかしませんでしたが。あ、しばらくぶりに競馬したいかも。