湯本香樹実著『ポプラの秋』

『夏の庭』の著者の第二弾。父を失ったばかりの7歳の娘とアパートの管理人の悪徳ポパイのような顔の婆ちゃんとの約束が、18年後によみがえる。
おばあちゃんや変わり者ぞろいの隣人たちとのエピソードがとても愉快。そういや昔は家でも裏庭の落ち葉を集めて焚き火をして焼き芋をするのが大好きだったなあ。オンボロアパート‘ポプラ荘’みたいなとこに住みたいけれども、なかなかこんなおばあちゃんはおりませぬ。