青井夏海著『赤ちゃんがいっぱい』

妊婦の集うハロー・ベビー研究所で赤ちゃん置き去り事件が発生、同所では18年前にもまったく同じ事件が起こっていた。過去と現在の接点は、赤ちゃんのお母さんは誰? 新米助産婦が赤ちゃんを守るために奮闘する助産婦シリーズ第二弾。
古今東西、妊婦最多出演小説かもね。妊婦さんぞろぞろってだけでも絵的に楽しいし、脇に出てくる元天才少年今風来坊のキャラもスパイシーなので映像化しても面白そう。
妊婦つながりで、もう10年以上も前の映画『良いおっぱい、悪いおっぱい』*1をふと思い出しました。妊娠から出産にいたるドタバタをリアルかつコミカルに描いていた佳作だったよね。さらに記憶をさかのぼると『ミルクタイム』シリーズ*2なんてのもありましたっけ。出産シーンも子育て苦労話も少女漫画にしてはリアルで、うん、あの漫画も好きだったな。

*1:1990年アルゴプロジェクト、監督:本田昌広、原作:伊藤比呂美、出演:瑳山ゆり中村ゆうじ

*2:酒井美羽作、白泉社花とゆめ』連載、18歳の派手系ギャルが日本画家と電撃結婚し出産子育てするというコメディ