小川勝巳著『僕らはみんな閉じている』


人の心が狂気に絡め捕られる瞬間を描いたブラック短編集。
昨日の夜、ケーブルテレビでドイツ映画『es【エス】』を観ていたときに、この映画をこれ以上見続けていてもどんどん不快感がこみあげていくだけかもしれないと思って途中で観るのを止めたように、読書中にもまれに「うー、なんでオレはこんなん読んでるんや?」という素朴な疑問が浮かぶときがある。ま、そういうカンジ、おもしろいかどうかってこととは別の問題。最後まで読んだけど。