本日のよろこびごと。(987)

小田原城


タダだけど 悪徳というほど 怖くもない(喜)
「アンケート回答者の中から抽選でバスツアーにご招待」というキャンペーンに当選したので参加してきました。ツアー催行は4月初旬。すぐレポしなかったのは実はこれが訳ありツアーだったもんで…へへっ。

小田原城の満開の桜とシラス飯の昼食』という内容で、もちろん当選者本人はタダ。
「ふむ、タダより怖いものはないが…」
と疑り深いアタシは当選通知が届いてすぐにツアー会社名をネットで検索。すると、おお、案の定、”悪徳ツアー”など
「悪評紛々じゃねーか!」
でもね、実際に参加してみたら悪徳は言い過ぎ。ちゃんと観光できてプチ旅行気分が味わえ、添乗員さんもくどいけど嫌みのない人で車中はゲームをしたりして楽しませてくれた。だから悪徳っていうほどのもんでもないよなぁ、ってゆーか、
「タダでそんな文句言う?」
って逆に思ったわよアタシは。
同伴者の参加料がやや割高で、特定の土産物屋や工場兼即売所に連れ込んだりという裏はある。でも、アンケートを配布した会社の持ち分+連れ込み先からのキックバックなどでツアーを成立させるという仕組みだそうだからこれは仕方ないよね。←これは添乗員自らが自虐的に語った情報に依ります。
まあ確かに1時間30分も!毛皮ファクトリー見学が折り込まれていることにゃあ、
「せっかく遠方まで来たのに〜!」
とブーたれずにはいられなかったけれど、そこで買う買わないは本人次第なわけで、退屈な小一時間をやりすごせばあとは普通の格安ツアー。連れ込み先によっては店員が客に張り付いてぐいぐいきて閉口することもあるらしい。ここではそういうしつこい目には合わず。
えっ、それはアタシがいかにも買わなさそうだから?
まあそーだけど、こーいう証言もありました。車中、近くの席にこうした“訳ありツアー”に何度も参加しているツワモノがおられて曰く、
「ここはぜんぜん悪質じゃない。〇〇工場ではかなり押しが強くて辟易したけども。たぶん世間の監視も厳しくなって、押しの強さもだいぶ緩和されてるんじゃないかな」
だそう。
ファクトリーでのノルマをこなした一行は、干物センターと蒲鉾の鈴廣でショッピングし*1、ランチはフルーツパークでしらす定食を食し*2小田原城を丁寧で分かり易い地元ボランティアさんの解説つきで散策*3、桜がほぼ満開で綺麗だなぁ〜。
ね、わりとふつーのツアーじゃない?
振り返れば毛皮屋訪問もそれなりに非日常ではあったからもっと楽しめばよかったのかも。毛皮を見る機会がそもそもなく貴重な体験だったし、試着自由に便乗して羽織るぐらいしてみたり。高級品と触れ合った後は、ムートン、カシミア、ダウンなど割と手ごろな価格帯のものにほっとして、ちょっと買ってもいいカモ〜なんて。
最後に前出のツワモノさん曰く、
「こういう招待のやつは出せば大概当たるんで暇つぶしになるよ。でも同伴者は誘わないほうが…だってお金を出させるほどではないでしょ?」
確かに(笑)
どう、参加してみたくなったかな? タダより怖いものはないってことさえ分かっていれば全然怖くないですよ。

*1:お土産物に目移りしたが時間が短かくてせわしないったら。時間配分がなぁ、ファクトリーの1時間半がなぁ…

*2:これはだいぶしょぼかった。オプションで金を払えばレベルアップ可能な設定があるからか、タダ飯は期待以上に「しょぼーいっ!」(笑)

*3:天守閣登城はツアーに含まれず