本日のよろこびごと。(978)


期待した アタシの心 ポキッとね(喜)
ドラマ初回の感想〜♪

  • 「心がポキッとね」

うつ病で離職した男の話なんて今あまり見たい気分じゃないけれど、脚本とスタッフが「最後から二番目の恋」のチームであるという情報につられて視聴。うーん…期待はずれだったかなぁ。
心を病み現在は家具修理人として働く元エリートに、阿部サダヲ。元妻(山口智子)にDVが原因で捨てられたという過去がある。ん、この設定は無理がない? サダヲより女のが体格よいし、そもそも山口智子が無抵抗でむざむざ蹴られる女って感じが全然しないのだが。
元妻は中古ショップ経営者・藤木直人*1と恋人関係を謳歌し、彼の部屋で20代カップルのようにイチャイチャ浮かれていて見苦しいほどだ*2。そう、このイチャイチャが本当に見苦しい。役的に二人の年齢があと10歳若ければいいのにと思わずにいられない。特に山口さん、年齢からするとものすごくお綺麗なのだが…。とはいえこれは彼女の責任というよりも、きっと演出なのだろう。DV夫のせいで実現し損ねた楽しい20代30代の人生を取り戻そうと躍起になっている女という演技プランを踏まえると、こうならざるをないのだと解釈。
サダヲが一目ぼれした水原希子*3はストーカー気質で暴力的で、キレると道の看板やゴミ袋を豪快に蹴り飛ばす。お行儀の悪さをコミカルにデフォルメしたつもりだったとしても、視聴するアタシの道徳心を逆なでしてとっても不快だったです。
主要登場人物がみんな病んでいてどーも癇に障る。おかげで「最後から二番目」のいい意味での普通感やあけっぴろげな清々しさがまるでない。「最高の離婚」のように「実は、実は」で4人が繋がる世界観の狭さも手伝って、とにかくいまんところ、あんまワクワクしねぇーんだよなぁ…*4
癒しは天真爛漫な男を演じることに頑張っている藤木直人の健気さと、街のセラピスト(?)が「相棒」の暇課長だったってとこぐらい。来週は裏(日テレ)で堺雅人主演ドラマが始まるのでそっちに期待しよう。

*1:実はサダヲの恩人かつ雇主

*2:実はその階下にはサダヲが間借り中

*3:実は藤木直人にロックオン中

*4:最高の離婚」は世界が狭いのに面白かった