本日のよろこびごと。(970)


終盤は おもろいけれど 全部見てこそ(喜)
あ、4日だ! お雛様をしまわなきゃ! さて今日は昨夜テレビで見た映画の感想〜♪

満島ひかり出世作だけあって彼女がすごくよかった。スクリーンでの存在感や目の強さが、「快感っ!」当時の薬師丸ひろ子をほうふつとさせて。
映画作品としては1時間52分のうち開始1時間20分ぐらいはつまんねー。クズ男たちに執着するバカ女たちと、田舎の嫌な感じの描写がだらだら続いて、邦画の典型的な自己満足作品なのかと疑いかけた。それが残りあと30分あたりで、満島の役が覚醒して「下の下の女で何が悪いの。みんな下の下じゃん」と開き直ったところから「おっ、やっと面白くなる?」と感じたとたん、エンジンがかかりだしてそこからはもう怒涛の面白さ。そりゃあ1時間20分のふりあってこその面白さなのかもしれんが、ちとふり長すぎー!
見どころのひとつであるシジミ会社の新社歌(映画タイトルにもなってる)が出来上がるのも「え、こんな後ろのほうだったのか」。未熟な社長のひとり娘が会社立て直しに従業員らと奮闘する話だと思いこみ、伊丹十三作品的なものを期待してみたのがいけなかったのね。
社歌は文句なしに面白い。歌詞が想像以上にめちゃくちゃで、不平不満や反政府的内容(?)が含まれている、といっても主義主張があるわけじゃない不思議なばかばかしさで、なんかフランス革命前夜の市民が歌う革命歌みたい。高揚感や唯一無二感、こんな社歌なら元気でそう。ただし毎日歌ってると洗脳されるかも(笑)