本日のよろこびごと。(963)


ワシオ君 男子たるもの キスぐらい(喜)
月9ドラマの感想を書こうとしても、昨日のが面白すぎ完成度が高すぎて、蛇足になっちゃう気がして。でもちょっとがんばってみる。

  • 「デート」第5話

まずこれまでの4話をおさらい。
(1話)出会い、嬉しウキウキ初デート、邪魔乱入により逆に地固まる
(2話)男が先走り超ロマンチックなプロポーズを試みるが、価値観の違いで女にふられる
(3話)男が身を挺し女を間男から救ったことで不思議な縁を意識してつきあい再開
(4話)彼の自宅を訪問し母から思い出話を聞かされ、クリスマスプレゼント交換で距離縮まる
という流れ。恋愛イベントだけ列挙すればめちゃくちゃ普通のラブストーリーだよね。なのに色々とおそろしく異常で、そこが異様に笑えるのだから。脚本家、天才。
さて5話は、婚前交渉を試みるもペースが合わずに傷つけあうトラブルを経て、感じていることを素直に相手へ伝えることを覚えた回だったかな。そしてついにライバルたちが牙を剥いたと。
依子の電話での「察しがつきますよ、ね?」から続く一連は濡れ場でもレイプでもなくもはやアクションシーン、「女殺し油地獄」なみの怖さでした。でも怖いばかり言ってもかわいそう。まむしドリンクもYES/NO枕も恐怖の壁ドン祭も、依子は依子なりに一生懸命だったんだ。だからこそすべてが裏目にでたときの「出ていけ!」に今までになかったほどの感情がほとばしりでて。泣きそうな顔が切なかったっす。
依子のこじれ具合に比べると「きょう会社休みます」の花笑のこじらせはなんだったのだろう。実は恋愛スキルはめちゃくちゃ高かったよなー。まあ、相手のリードも違いますか(笑)
父娘で紅白を見てるとこ、しんみり切なくて、じんわり温かくて素晴らしかった。
「ずっと結婚ないかも」
「そうか」
「ごめんなさい」
「お前があやまることないよ…そば食べよーよ」
なごむ〜。泣かせる〜。そして結局年越しそば食べ損ねたお父さんの可愛さね。
黄色いマフラーをなびかせたライダー姿から、コートをバサッと脱ぐしぐさまで、さすが元パリコレモデル、惚れ惚れしました。009と003のコスプレした二人はスタイルがよすぎてもはや異次元、もうこのまま2次元で幸せになっていいよ。
「加速装置がなくて」
この気の利いたセリフ、さすが学習力の高い依子さん。この後の微笑もやばかった、超かわいいー。
5話は今まで以上に笑って泣いて感動して、振り回されて楽しかったなぁ。
さて今週のワシオ君は…、
先週酔っぱらってクダをまいてるだけだったくせに、まあーあ呆れるほど大活躍しやがりました。クローゼットで泣いて発見されて「男だったら抱いてやれよ」ボカッだし、依子に鍵を返して谷口に謝りに行く律義さもみせ、なのに仮面をつけて駆けつけて、やりやがったぜ。クローゼット男の前でやるやらないでもめる二人やら、シチュエーションは数えきれないほどに異常で、その異常すぎる中での正論ぶりがホント楽しい。だがしかし、こいつはもしやただの乱入マニアか?!という疑惑。素晴らしい存在感、完璧な存在理由。ホントはいいやつ。なのに金髪の煽りであんなことをしちゃってさ、おかげでますます面白くなるじゃんか。彼って不思議なことに登場するまで存在を少し忘れてて、出てきたら「あ、そういやいたっけ!」とちょっとめんどくさく思うんだけど、なんかスゲー好きだよワシオ君。