本日のよろこびごと。(956)


エクソダス 後日譚のが きっと大変(喜) 
レディスデーでみてきた映画の感想〜♪

旧約聖書の実写化は「ノア」が地雷だったので警戒しつつ。でもそこはさすが歴史大作にこの監督ありのリドリー・スコット、開始5分で早くも「こんなすげーもんを1000円で見ていいの?!」と。呆れるほど金をかけまくり時代を再現し、無理な新解釈をできるだけ排除し聖書に忠実に、まるでリアルな史実のように作りこんだ妥協なき全編2時間40分、だれるところなし。いやはや圧巻、すごかった。
子供の姿を模して顕現した神は無慈悲で高慢で残虐な奇跡を気まぐれに起こす。聖書譚を物語として愛でる篤信なき己はとても面白く見たが、解釈異見や批判や「冒涜だ!」などつらつらでてくるのがこういう作品のさだめ、多方面から異論があるようですね。
主演のモーゼを演じたのは名優クリスチャン・ベール。誠実で勇敢で悩める英雄にぴったりで、かっこよかった〜。無慈悲なエジプト王ラムセスにジョエル・エルガートン。乳兄弟であるモーゼへの友情が、権力による腐敗でぶれていく醜悪さを好演。二人の風貌対比が分かり易くてとてもよかった。一つ問題があったのは、ラムセス王の面立ちがどことなく田中将大投手似で、王が何かやらかすたびに「マー君なのに」「マー君やめて」「マー君ひどい」「だめだよマー君」など、いちいち(笑)
物語は旧約聖書出エジプト記に由来。エジプトで奴隷身分にあった40万人のヘブライ人が、預言どおりモーゼに率いられ脱出し新天地カナンをめざし海を渡るまで。
※随所に残酷な描写があり、特にエジプト軍が水にのまれるシーンでは津波を思い出させる。万人にはおすすめしません。