本日のよろこびごと。(955)


ワシオ君 秘書にしておけ まだ間に合う(喜) 
朝カーテンを開けるとベランダの手すりに1羽のハト。首を縮め体を毬のようにして休んでいるのか、いずれ不安定な場所だからそんなに長くはおるまいが。驚かさないように換気を断念しカーテンをそっと戻す。1時間後、
「えっ、まだいる?」
さらに30分、
「うわ、まだいる!」
いつまでいるんだお前。せっかくだから写真でも…レースのカーテンに隙間を作、
「あ…」
行ってしまわれました。
さてとドラマの感想〜♪

  • 「デート」第3話

今回は小ネタ盛りだくさんで、どの小ネタも面白く1時間ずーっと楽しかった。
己を取り繕うことをやめて「僕は高等遊民だ。寄生する相手を探している」と見合いパーティで公言する谷口は、なんてすがすがしいクズだろう。さらに依子とはぐれ者同士の孤独をなめ合った次の瞬間、一人抜けがけする際の得意げな笑みの憎々しさったら。クズのバリエーションが豊富なことに惚れ惚れしたわ。
目標達成のために努力を惜しまない依子もさすが。髪型もメイクもファッションもずいぶんと可愛いらしゅうなられて。スタイルが現実離れしてるから、眼鏡と眼帯がなければハイレベルすぎて早くも浮くレベルです。
二人ともまともじゃない。けれど、あの見合い会場の中にいた人間の中で誰よりも嘘をつかない人間なのだよね。だから、どんなにクズで、どんなにKYだったしても嫌な感じがしない。彼らの中に己の不器用な部分を投影できる視聴者はどんどん二人のことが好きになる。彼らほどまっすぐに生きられないけれどと思いつつ。意外なことに普通の月9のヒロインとヒーローよりも自然に感情移入できてしまうのだと思う。
連絡先カードを捨てられない二人にはホントにグッときた。すげーキュンキュンした。
互いに「好きじゃない」と言い切った手前、素直になれない。いや、違うな。感情のゆらぎの意味がよくわからずにとまどってるんだな。でも依子も谷口ももうお互いが気になっているのは確かで。依子は彼がなぜ高等遊民になったのかその理由を知りたいと感じているが、他人に興味を持つこと自体が彼女にとってはもはやイレギュラーなはず。谷口は依子を救うために戻った。あの時の必死さは相手が依子だったからだよね? そりゃあ「カリオストロの城」を鑑賞したばかりだったせいもあるかしれんが。
ともかく、あの「捨てておきましょうか」のキュン度は『結婚できない男』の「どうしても」*1に匹敵するレベル。いや、それはまだ早計か。おそらく古沢氏はこの先もっと超キュンキュンな奴を用意しているに違いない。
鷲尾君はどんどん普通の好青年になってくね。1話であんなにウザかったのが嘘のように。ヒロインに一途な熱血漢で、好意をストレートに有言実行できる男性は、ラブストーリにおける良心的ライバルとして申し分なし。女性を傷つけないよう振る紳士ぶりもいい。視聴していて「あっ、そういえばこれは月9なのだった」とハッとさせられるシーンでした。彼の存在は混乱した頭をクールダウンさせるには本当に貴重、どんなに美味しいお菓子でもやはりお茶がなくては胸が詰まります。ありがとう鷲尾君。でもね、秘書の子にしとけば出世も幸せも手に出来たのに、君にゃあ依子は手に負えんぞ。

*1:最終回で街角で再開した二人、「家に来てもいいですよ。あなたがどうしてもというんなら」女「どうしてもなんていいいません…でも、あなたがどうしてもというのなら行ってあげてもいいですよ」「…来てくださいどうしても」ってやつ