本日のよろこびごと。(935)


フランスは 野にも山にも 食材ごろごろ(喜)ひさびさの更新。映画を見てきたんでその感想を♪

  • 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

インド人一家がフランスの小さな町でインド料理店を開くが、その真向いにはミシュラン1つ星の正統派フレンチ料理店があった。一家は高慢なオーナー婦人からチクチクと嫌がらせ受け…って感じの話。
スノッブな上流婦人と混沌インド人が化学反応を起こして、みんなが幸せになるパターン。定石通りの展開を、綺麗、丁寧に作っていてすごくよかった。音楽もいいし、おいしそう。料理もだけど、食材がさらにうまそうで。楽しくて、ほっこり。
フランスにおける移民問題や、インド人一家が国を離れ渡欧したきっかけ(統一選挙時の暴動で経営していたレストランが焼失)など、シビアさも描かれていて、酸い甘いのバランスがとられてたのもいい。インド人の親父さんは「選挙があれば、勝つ人と負ける人がいるから…」と暴動を泰然と受け入れておられ、アタシは「日本の選挙はなんて平和なんだろう」と。
クレジットのプロデューサにスピルバーグが名前を連ねていて、映画の性善感になっとく。