本日のよろこびごと。(923)


コンロなど 火がつきゃそれで いいものを(喜)
ひさびさの更新っ。グチります。

  • 実家のコンロきみまろ化事件

実家のコンロが壊れて、なんだかんだ業者に丸め込まれた母がハイグレードタイプのに交換しておられました。ぴぴっとコンロ、CMでやってるあのアヤノグリルってやつっす。定価約29万の、実際価格は工事費込みの約17万円。たたた、高っ!
そりゃあガラストップで、取っ手が引っ込んだりハイテクで綺麗なのは確かだけども、やたらしゃべるし、要らない機能がいっぱいついててなんか内部が複雑そう。複雑ってことは壊れやすいよねぇ。
あらかじめ業者に、
「魚グリルは使わないので、なしのはないの?」
と伝えたら、
「ビルトインだとない。あっても高くなる」
ならグリル付きでもいいや。でもグリル付でも10万以下のはざらにある。なのに勧めてきたのはコレ。カタログのたくさんの選択肢から選べたわけでもなく、業者の提示したチラシに掲載されていたのは3製品のみ。しかもビルトイン75cmタイプのはこれ1台きり。選択の余地なし。ぜってーカモにされてるよなぁ…。なんかもやもや。
で、コンロはね、さっきも書いたようにやたらとしゃべるんだ。鍋から火がちょっとはみ出しただけで、
「火がはみ出ています。小さくしました」
ちっ。まるで小姑。
フライパンを斜めに傾けたらピッピッピッと警告。点火や消火のさいもピッ、ピッ。5分火をつけないで放置してたら電源オフのピーッ。
ううううっ、うるさいんじゃーっ!
絶対に使わないであろうグリルはマイコン制御の高機能で、
私「もったいないから1度ぐらいは使おうか」
母「1度ぐらいはね」
ふっ。
もやもやした感情を抱えて実家から帰宅。
25年使い続けている我が家の旧式コンロにやかんをかけて火をつけた時のやすらぎ感ったら。もう。ホントにホッとしました。何の機能もない、取っ手をひねると火がつくだけ。シンプルなことの素晴らしさよ。ガチャガチャ回す音、チチチチという着火音、炎のボーボーする音。どこにも合成音がなく、すべてが自然。火力が大きすぎても誰も文句を言わない。
ああ、なんて自由なんだろう。
あれはアヤノグリルっていうよりはきみまろコンロだよな。我が家の寡黙なコンロを大事にしよう!と決意新たにした事件でした。