本日のよろこびごと。(812)


アニメだと 萌えと巨乳が ついてくる(喜)
ドラマ初回の感想〜♪ 週末は眼精疲労が激しくて楽しみにしていた『クロコーチ』も『東京バンドワゴン』パスせざるをえず*1。でも日曜日にやや復活したのでこれは視聴↓

見ながら、ポカーン。でも意外と面白いじゃんっ。そう思うのはアタシが元アニオタだから?
キムタクありきで、特撮ヒーローものを日曜劇場枠で実績のある俳優を揃えて金もふんだんにかけてマジでやらせてみたらどうよ、っていう実験ドラマ。
前半ははっきりいってつまらなかった。いつ面白くなるんだろーなと思ってみてました。理系兄妹(木村拓哉大島優子)のオタク演技が過剰でステレオタイプ、下手ではないのかもしれんが面白みにかけた。レイジがアサヒと恋に落ちていく描写はかわいいが、総集編のような駆け足なので心に染み入る暇がない。キムタクもさすがに老けたしなぁ。んー、つまらん…。
それでも後半になりグンと加速した。力の入ったアクション、テンポのよい転換、映像美にわくわくし一気に引き込まれた。説明不在の翻弄感はジェットコースタのようで楽しい。しかしこれはアレだ、できればアニメで見たいと思った。その後、評判が良ければ実写映画化されて、連ドラにするにしても深夜でチープにネタドラマっぽく。そこをあえて飛び級させる木村拓哉のバリュー、畏るべし。いや、待てよ。最近のアニメは乳のでかい小娘が「おにいちゃああん(萌え〜)」みたいな描写に走りがちなので、いきなり実写化で幸いだったのかもしれん。
柴咲コウ遠藤憲一というシリアス顔を揃えたところも評価しときたい。ふわふわした画面がキュッと締まり現実っぽくなる。あくまでも「ぽく」程度とはいえとても大事なことだ。
それにしても『半沢直樹』の後を受けてこれとは。賛否両論は覚悟のうえで、あえてやらかしたTBSドラマ斑の気概はすばらしい。企画の通ったことが斬新だ。とはいえ、この手のタイムトラベル犯罪系SFに手垢がつきまくっていることは大問題。あらゆるところにオマージュめいた拝借が散見し、既視感のある設定や描写をみつけては「○○みたいだなぁ」と視聴者の気が散るのは避けられん。キムタクという偶像ハンデに加え、アニメや映画を見すぎた汚れた心がハードルをあげまくるのをどう超えるつもりか。
とにかくSFは落としどころが難しいしね。謎を説明しすぎたら陳腐になり、あまり積み残すとコアな層しかついてこなくなる。庵野氏がいっちょ噛みしているそうなので、最終回は絵コンテで補完しはじめたりせんだろうかという心配も。まあ、そこはお手並み拝見、最後までわくわくさせてくださいませ。

*1:そーいえば今期はジャニーズ主演ドラマが多いねー