本日のよろこびごと。(808)


省エネなら リーガルハイに 倍返し(喜) 
秋ドラマが続々はじまってますねー。前期に続いて今期も楽しみなドラマが多く、時間もある。よし、観るぞー!と張り切っていたのにほぼ見れてないのは何故だろう? 唯一見たのが『ダンダリン』でも『刑事のまなざし』でもなくて何故かコレ↓

  • 『裁判長っ!おなかが空きました!』

裁判を舞台にした、シチュエーションコメディふうドラマ。登場人物は公式によれば「裁判官・弁護士・検察官・被告・証人」のみ、裁判官(佐藤二朗)、弁護士(北山宏光)、検察官(戸次重幸)の3人は固定、安っぽい法廷の1セットのみと、いかにも深夜ドラマな省エネぶり。でもこれが意外とひろいもんでした。
あっさりみられて、遊び心やオチはある、緊張感はない。まっとうなドラマを求めないように。小劇団の小ネタ芝居が好きならたぶん好き。
まずキャスト。
戸次氏のキレとかっこよさ、佐藤二郎の特異な無気力感、そして主演はアイドルと、バランスはよい。キスマイ北山君はちと頑張りすぎか、芝居がかっているのが気になるのと、ところどころセリフが聞き取りずらい。だが意外と悪くない。場数を踏んで演じてる感を減衰することができれば成長の余地あり。
内容。
ドラマは1話15分、CMをのぞけば正味11分の短さ。その中で事件をわからせ、尋問し弁論し決着させなくてはいけないのは至難の業、脚本に遊んでいる暇はないはずだ。だがやたらと遊びまくる。ガンダムネタとかよーわからんし、長尺の無言シーンは狙いすぎ。それがさほど面白く機能していたとも思わなかった。深夜ドラマならではのゆるくて大胆な試みに、ニンマリするかしないかという観客とのコミュニケーションはまさに小劇団っぽい。
法廷ドラマを期待せず、法廷コントを気楽に楽しみましょう。