本日のよろこびごと。(768)


菅井さん も少し出番が あったらなー(喜)
4月期連ドラで完走したのは結局『TAKE FIVE』と『確証』のみでした。マダムRさんからもリクエストをいただいたこともあり、今日はこちらの感想を。

  • 『確証』最終回

菅井警部補役の設楽さん目当てという不純な視聴動機で見始めたアタシでも、出演陣の魅力と丁寧な制作姿勢に好感を感じて、じゅうぶん3か月間楽しめた良作でした。しかしです。どれほど丁寧に作ろうとも面白いかどうかは別。これはそこそこの面白さ。刑事物ならば『相棒』が至上、人情系よりシビアで事件性やトリックの強いもののが好きな自分は、やはりお目当てがいなかったら完走はしなかったかも。終盤に説教かまして泣かせるのはちと苦手なんで。
全話を俯瞰すると、良かったのは6話*1まで。7〜8話*2は中だるみ、9話*3で持ち直し、10〜11話*4は蛇足。
も少し詳しく書くと、前半は高橋&榮倉コンビのキュートさと、ドロ刑というテーマの目新しさが多少の難に目をつぶらせて良作の範囲に収まっていた。成功していた。この調子なら刑事シリーズの新たな金脈になると思ったもんだ。ところが後半、ドラマ内偶然やご都合主義が気になるボーダーラインを超え、最終回ではとうとうファントムシャドウ…これにはがっくり。有終の美を飾ろうとした打ち上げ花見が完全に裏目、手堅さが魅力のドラマでその手堅さを捨ててどうするよ。ファントムシャドウの部分を完全に削り、元受刑囚が逆恨みで刑事の妻を誘拐したストーリーのみであれば、いままでの世界観を大きく外すことなくすんだろうにと思うのだ。
シリーズ後半の残念な失速ぶりは、3課にスポットをあてたためのネタ切れによるものか。殺人や強盗に発展してしまうと捜査1課に主導権が移って本来ならドロ刑の出る幕はないもんなあ。
ドロ刑コンビ(高橋・榮倉)と捜一トリオ(課長・菅井・刈田)にはもう一度会いたいから、6話までのクオリティを維持できるのならシーズン2を期待するが、7話以降の感じならなくてもいいというのが正直な感想です。

*1:人質籠城

*2:政治裏金、入管

*3:鍵福退場

*4:掏摸、百面相