本日のよろこびごと。(701)


大筋より 宮迫の出番 気にかかる(喜)
昨日、クリームとメープルシロップのかかったパンケーキを食べたんだけど、今の流行はなんでもクリームのせすぎだとあらためて思いました。クリスマスケーキも生クリームを3程度削減してほしいと思ったし。つまり、もっとスポンジの味を楽しみたい、シュークリームも皮の味を楽しみたい、最中はアンコがなければ好きという嗜好なのです。んー、あんまりご賛同はいただけないかな?
さて週末のドラマ初回の感想〜♪ 『泣くな、はらちゃん』は裏の『野良犬』を視聴していたため未見。

湊かなえ原作のミステリー、原作未読。
高級住宅街ひばりが丘に夢のマイホームを新築した中流家庭(鈴木京香宮迫博之)だったが、粗大ゴミや挨拶回りなどをしくじり初日からご近所の不興を買う。地域ストレスや子供の中学受験など様々な問題を内包するようになった家庭は荒れ、やがて4年後親しくしていた隣家(石田ゆり子田中哲司)で殺人が発生し…。いったい何が? 犯人は?
というのが初回で、今後は不明の4年間が明かされていくことになる。
鈴木京香石田ゆり子夏木マリ…ふっ、女優陣の顔ぶれは、存在するだけでサスペンス的狂気感を盛り上げる「そんじょそこらには居なさそう」なメンツだね。一方、男優は田中哲司宮迫博之などと「ああ、居そう」感を醸し出し、バランスがいい塩梅。丁寧な演出で時系列の行き来を見やすくまとめ、大人向けのサスペンスに仕上がって見ごたえあり。湊かなえ原作なので陰湿になりやすいきらいはあるが、そこさえ我慢すれば面白そう。
とはいえ、あれだけ嬉しそうに釣り話に興じていてた田中哲司が被害者で、女神のように優しくて、楽しそうにカップ麺をすすっていた石田ゆり子が泣き崩れていた暗転ぶりは、さすがエグいなぁ…と。
住宅街固有のしきたり、村八分的イビりも喜々として描かれていた。子供をさらし者にするくだりを思いつく根性の悪さは相当なもので、はぁ〜、夏木マリさんは地域ボスが似合いすぎる。こわいこわい。どんなに街並みが綺麗でもこんな街はごめんだわ。
たぶんドラマの中だけじゃないよね、こういうイビリ。人間の縄張り意識や群れ方は総じてこんなものです、ドラマは大げさなだけでしょう。石田ゆり子(←作中唯一の味方)がいない限りアタシはひばりが丘にゃ住めそうもない。でも原作者の傾向としてさらなるエグい展開があるんじゃないかと怯えてしまうわけで。つまり一番怖いのは誰かって考えると…ぐはっ、や、やられ…た…。