本日のよろこびごと。(675)


地味なほど 滋味にあふれて 胃に沁みる(喜)
母の誕生日祝いで外食しました〜♪

豆腐懐石のコースのうちの、季節の特別懐石「椿」ってやつ(1名5000円)。

・小鉢三種(チーズ湯葉豆腐、五目野菜の白和え、白菜と子持ち昆布のお浸し)
・鴨の治部煮
・鰤の焼き霜造り
・名物 とうふしゅうまい
・あん肝入り蕪寿し
・黒毛和牛のしゃぶしゃぶ
・帆立貝の伝宝焼き
・赤貝の土佐酢ジュレ掛け
・汁物
ごぼうと鶏肉の炊き込み御飯
・香の物
・デザート二種(黒胡麻きなこアイス、豆腐ベイクドチーズケーキ 金柑ソース掛け)

つきだしからなにから、ひとつひとつの料理が全部んまいっ!
特に、一品をあげるなら「あん肝入り蕪寿し」。メニューのラインナップの中では地味な一品だけれども、かぶ漬をネタにしたさっぱりした小ぶりのお寿司に、あん肝の濃厚な風味がほんの少しコクを足す。咀嚼した瞬間からびっくりするほどウマくて、
「これだけずーっと食べていてもイイなぁ…」
としみじみ。
コース全体の量も申し分なし。アタシのいう申し分なしは足りなくないってことです。足りんどころじゃない。多すぎて席から動けなくなったぐらいだ、大満足。
客用のトイレも必見。掃除が行き届いているのは当たり前として、ペーパーまで梅の花仕様(梅の絵と「梅の花」のロゴ入り!)とは。
これで接客がパーフェクトならいうことなしなんだけどもなー。ファミレスに毛が生えた程度なのがおしいっ。かいがいしく世話をやいてくれる局面はあったので、毛が生えたはいいすぎか。表面的な丁寧さで業務を果たされるよりも、多少ぎこちなくともプロのホスピタリティを感じさせてほしかったのよね。まあ、そこまで要求する格の高いお店というわけではないかもしれんが、予約しないと休日はかなり待たされる程度には敷居が高いのだから。