本日のよろこびごと。(651)

佳作では　許されないのが　キムタクなんです（喜）
連ドラ初回の感想〜♪

• 『プライスレス』

自宅爆発はやりすぎで引いたけれども、中井貴一の存在感ゼロのモアイさんキャラはハマってるし、経理課の歴女（香里奈）が、
「カラ出張？」
ってところから介入してくる流れはうまい。落ちぶれてく過程とか、ガキに指南されるくだり、ジェットコースター展開で面白い。1時間半、ダレることなく飽きることなく見られる佳作コメディに仕上がっていた。
ただし、ビールはぜったいに屋台で買うよりもコンビニかスーパーのが安いわな。500円の重みを知った人間が屋台では買わんだろ。やっぱそーいうところは似非プアだ。ま、ストーリーの都合上だとは思うけども。
木村拓哉はやっぱ芝居巧者だと思う。コメディをやらせてみたらその資質がよくわかる。すべて自分の中に一回とりこんで消化してから役にする。ゆえに“全部キムタク”と揶揄されるが、七色の仮面をもった役者なんてそーそーおらん。きちんと評価されてしかるべき。
それでもね、シケモク拾ったり、炊き出しに並んだり、空き缶拾ったり、賽銭ドロしたり（未遂）、自販機の下をまさぐったりするところは、ファンならずともあまり見たくはないもんだ。可哀そうだけれど、やっぱそういう意味で、視聴者にとってもキムタクの看板というのは大きなイドラなんですね。