本日のよろこびごと。(650)


おもろいと 思えん俺が 悪いのか(喜)
連ドラ初回の感想〜♪

  • 『MONSTERS』

スタート5分前からテレビの前でスタンバるほどの意気込みで視聴開始したというのに…どうしよう、びっくりするほどつまらな(自粛)。ハードルを上げ過ぎただけじゃない。見事にいろんなものがかみ合っていなかったと思う。
『相棒』を連想させる、変人天才刑事と新人刑事の組み合わせ。違法ぎりぎりの捜査に怖じない愉快犯のような平塚(香取慎吾)と四角四面に面食らう西園寺(山下智久)、彼らのセリフを脳内でこっそり杉下右京亀山薫に置き換えると、
「ああ、しっくりくるぅ〜」
『相棒』フリークすぎる己が悪いのか、画面で展開されているのが不肖のパロディにしか見えず。
平塚班の二名の芝居と、その他捜査一課および容疑者ら、この二つの芝居のタッチが違いすぎるのもかみ合わないと感じた要因の一つだ。劇画に少女マンガの作画が紛れ込んだような超違和感。ギャグ漫画の手法としてそういう笑いの取り方がある、とはいえ、面白くなるかどうかのさじ加減が難しい。残念ながらコレは…。
コメディとしての笑わせどころも「さあここですよ」感がありすぎるし、テンポも悪い気が。しかしことコメディドラマ(特に刑事もの)に関しては自分の感性が多数派だなんて思っちゃおらん。殺人事件がからむとどうしてもシリアスを求めすぎてしまう。『謎解きはディナーの後で』や『鍵のある部屋』も初回で切り落としてしまった己には合わんテイストだったというだけのことかもね。本作もウケる人たちにはウケてたんだろう。
でもやっぱ、香取君と山下君が生かされてない気がしてならんのよ(悪い言い方をすると、ミスキャスト的な?)。彼らってこんなもんだったのかな、もっと出来る子たちのはずだよね? そんなふうに戸惑わされて少し悲しい視聴後感なのです。