本日のよろこびごと。(633)


大好きな チョコともいつか こんな日が?(喜)
昨日どころか数秒前まで大好きだったのにいきなり嫌いになる。そーいうことってあるんだねぇ、つーか、あったんだよって話です。

  • 「味覚オセロ」

暑くて昼飯を作る気になれずその日は弁当にした。メンチカツとエビフライとチキン照焼、ご飯は1.5人前の超ボリューム。はい、わかってます、食いすぎです。でも3種のおかずはどれもウマくて、お店で生姜焼き弁当と迷ったけれどコレにしてよかったな、とりわけチキンの絶妙な味つけにはご満悦、
「やわらかくて脂も乗っていて、超うめぇ〜」
これが一切れ目を口にしたときの感想。こりゃ、ご飯もすすむわい。途中にフライなどをはさみつつ、美味しいチキン照焼の二切れ目へと食べすすむ、ところが、
「あれっ? なんか脂っこい。ってか鶏皮がなんだろ、すごく”皮”って感じが…えっ、なぜ?」
一切れ目と二切れ目はまったく同じ一続きの照焼を切り分けたもの。ゆえに味には全く変わりはないはずである。なのに、
「うっ、どうしよう、もう食いたくねぇ」
いきなり美味しく感じなくなって、鶏への食欲がすさささっと汐を退くように減退。「噛むほどに味の出るもちもちした皮」「ジューシーな鶏脂」、寸前まで美味しく感じていた要素が、「ぶよぶよした皮といぼいぼの鳥肌」「鶏臭い黄色い脂汁」などの嫌悪をいざなう黒札へとオセロのように裏返る。
体調が悪かったのか、揚げ物との取り合わせのせいか、いずれにせよひとたび記憶として刻まれてしまったのは取り消しがたい。鶏肉と考えるだけで、うっ。イメージが急速に悪化し、冷蔵庫にある鶏もも肉をもはや食す気になれそうもないほどに。
脳内に皮と脂の嫌なイメージが…ああ、もしかしたらアタシはもう鶏肉が食えなくなってしまったのかも。焼き鳥も、親子丼も、ケンタッキーも…考えるだけで…ごめんなさい。
こーいうことってあるんだね〜。
えっ、ない?
もしかしたらアタシの中で一生分の鶏肉を食べ終えた瞬間だったのかも知れないなぁと考察しつつ、冷蔵庫のもも肉はとりあえず冷凍。