本日のよろこびごと。(616)


クラリスと 思っていたら 峰不二子!?(喜)
ドラマ初回の感想〜♪

タイトルから、億万長者(小栗旬)と貧乏娘(石原さとみ)の格差ラブストーリーなのね、と。ある意味、王道。
始まれば想像どおりのバブリーな描写がつづく。海外を股に掛けた企業買収を一瞬で決めるIT社長*1、ファッショナブルな社員がラフに闊歩するスタイリッシュなITオフィス*2、高級ブティックへ連れていかれた冴えない女が次々華やかなファッションを試着し変身させられる*3
キャラ設定も、どんくさい女と、高飛ぃな男。
なーんだ、やっぱりそーいう話かぁ。
就職氷河期で苦しんでいる人が多い時代に、傷口をえぐる社長の弁舌。いよいよ時代錯誤感がただよいだして心配に。
バカにしていた女が気になる社長。こんな気持ち初めて? 叱り飛ばして泣かせたことをフォローしようと戻る。そんなことしたことないのに。ところが一足遅く、そこには自分の秘書(井浦新)の車へ同乗する彼女、ほんの少し笑顔を取り戻している。しょーっく。
ふんっ、ベタな三角関係も初回からぶっこんでくるわけね。
このようにほぼラストまで、想像の域をでない展開が続く。面白くなくはないんだけれども…。
ところが、
慰める秘書と、慰められる女。その車中でふいに秘書が、
「ところで君は誰なんだ? 偽名だろ?」
えっ? そーなの!?
やっとでた想定外の展開。ここでグイッと作中にひきこまれた。
勉強しかできない朴訥な女性だと侮っていたらあにはからんや、実は名前を詐称して社長に近づいてきた裏があることが一瞬で明かされる。善が悪の顔を見せる瞬間、不意に放り込まれたミステリーにドキッ。
やばい、面白くなりそーかもっ♪

*1:まるで『ウォール街

*2:まるで『フェイスブック

*3:まるで『プリティウーマン』