本日のよろこびごと。(615)


初バラ(エティ)で 「〜からの野口」で ボケるオノマチ(喜)
ドラマ初回の感想〜♪
ぴったんこカンカン』に番宣出演していた向井理尾野真千子を見た。天然無邪気にボケまくり周り困惑させるオノマチと、「しょーがないなぁ…ま、いいけど」と諦め半分で暖かく受け流す向井氏。ふふっ、なんか微笑ましい二人だな。
「おめーら可愛いじゃないか、よしっ見てやるか」
となぜか上から目線でドラマ視聴を決定。

  • 『サマーレスキュー』

悲しいかな、ドラマは『ぴったんこ』の番宣ほどには微笑ましくなかった。
まず、主役二人の性格設定にやや難があり、向井の爽やかさ、オノマチの愛嬌が生かされておらず、もったいない。成長物語ゆえだとしても、つかみで魅力的なところを少し見せてくれたっていいじゃん?
「山をなめないで!」
ことあるごとにキレるオノマチ。そりゃあ向井の態度もアレだが、こえーよ、ヒスんなよ。彼女になんらかのトラウマがあることをうかがわせるためか、ややくどい。なめていたわけじゃなくて(いや少しはなめてたかもしれんが)、登山経験のない医師に単独登山をさせた関係者の配慮不足じゃないのか?と同情せざるをえず。
診療所の設備や備品が“家庭の救急箱”に毛が生えたレベルだったことに呆れると、「ここは診療所といっても無料ボランティアだから」仕方がないといわれてしまう。ならば無料にしなきゃいいのに…モデルとなった診療所もそんなもんなの?
視聴しているうちに小さな腑に落ちなさが積み重なっていく。それに比例して、バラエティで上がった向井&尾野の好感度も徐々にすべり落ち、初回の山場を迎えるわけだが。
重傷患者を前に輸血設備もなく、救助ヘリの到着まで交替で圧迫止血し続けることしかできない療養所の面々。向井のスーパードクター的処置*1があるのかと思いきやそれもなく、患者の手を握り「大丈夫ですよ」と話しかけるのが精一杯。
いや、そこはいいんです。向井医師がスーパーマンでないところが新鮮でいいと思ったから。
問題は緊迫感も臨場感も無いこと。画面の中だけが盛り上がっている感じ。エピソードにひねりがなく新鮮味にとぼしいし、どうせギリギリで助かるんでしょ?と冷めて見てしまった。
早暁、患者が救急ヘリで麓へ搬送されていく。
なにもできなかった、でも患者は助かった。
彼は前任者(時任三郎)へ詰め寄る。
「仮にも診療所の看板を掲げているのなら、応急処置を施せる設備や備品を整えておくべきです。患者に期待だけもたせて治療してやれないなんて詐欺じゃないですか!?(怒)」
確かに!
「それは違うよ。患者は医療機器に会いに来るわけじゃない、医師に会いに来るんだ」
えっ、そうなのっ!? だとしてもアタシなら最低限の治療をしてほしい。じゃなきゃ医師がいる意味って…。うーむ。
今度の日9は、山岳診療所の抱えるどうしようもなさを“腑に落ちなさ”に置き換えて視聴者に疑似体感させる新感覚体感型ドラマなのだ、と思うことに。
追記。小池栄子はどこでもイイ仕事をするね!

*1:医龍やERでおなじみの、ボールペンを気胸にさすとか