本日のよろこびごと。(585)


妄想を 具現化しても なんかノレナイ(喜) 
見落としていたドラマの感想〜。昨日が初見。

  • 『パパドル!』第3話

アイドルが一般女性と結婚!?それをひた隠しにして…という昔懐かし型コメディ。
主演の二人。錦戸亮の芝居は相変わらずいいし、優香も愛らしくて自然。二人が茶の間で微笑をかわしていたりするシーンは可愛らしくて和む。とてもいい。
設定も悪くない、っていうか、アイドルと秘密の恋とか結婚なんて、もう乙女の夢だよね。
世間から隠し通さなきゃいけないから不便や不満なことは山ほどある。すれ違う時間と心。でも二人にしかわからない符丁を公共の電波を介して受け取って喜びと罪の意識で胸がキュン…みんなに笑顔を振りまいていても「愛しているのは君だけなんだ」みたいな…ああっアタシもー(妄想が暴走中)
実際昨日のドラマの中にも、そんな乙女の妄想を具現化していたシーンがありました。バラエティ番組に番宣出演しバンジージャンプをさせられる錦戸君が番宣を差し置いて奥さんへのメッセージを叫んでしまう。そんで胸キュンするかと思いきや、実際に見たらちょっとシラけた。奥さん=自分とみるよりも、ファン=自分の立ち位置で見てしまい、「なにさ、テレビにでるときだけはみんなの錦戸君でいてよ!」という理不尽な怒りが(←いや、ドラマだから)。
まそれはさておき、優香の連れ子たち(3人も!)。上は川島海荷からと、優香の子供にしてはずいぶん大きめ。見た目は可愛いのに態度が悪い、自分勝手なことばかりぎゃんぎゃん喚いて思いやりゼロ。喚いて錦戸パパを追い詰める子供らを諌めようとしない優香ママにも腹が立つ。こーいうの、冷める要因。
ドラマの中で錦戸君が本人設定のまま(つまり関ジャニのメンバーである)というのも、あまり成功していないように思う。錦戸亮が俳優としてこれまでドラマ界で築いてきた実績ぶちこわし。「ジャニーズっぽくない芝居をする」ところがいいのにね。俳優としての彼を買っているので、あまりアイドルの顔をみせられたくなかったという反発があってさらに冷める。
逆に優香の設定はリアリティを排除した3人の子持ち。現実の錦戸ファンからの反発を軽減するためかな。でも普通にドラマを見たいドラマファンからすると、それだったら関ジャニのメンバーであるという設定でリアリティを中途半端に追及すんなよと思う。いろんなところが中途半端だからいちいち「あ、ここはリアルなのね」「ここは嘘くさいのね」など考えてドラマに入り込みずらい、夢見心地に乗っかれやしない。
もう一度繰り返すと、錦戸君も優香もとてもいい。二人のシーンは微笑ましい。二人はとてもいい。なのに…。