本日のよろこびごと。(576)


未来日記 役者としての サバイバルかな(喜)
睡眠優先で見損ね、ネットで追っかけ視聴したドラマ初回の感想〜♪

えっ、これSFホラーだったの? 『ウンナンのホントコ!』の未来日記をモチーフにしたピュアなラブストーリー系だと思ってたけど、なんと原作アニメがあるらしいです。
クロノス社製スマホの『未来日記』というソフト(未来を勝手にツィートされ、その内容が現実になってしまう)に翻弄された選ばれし人々が、DEATH ENDを避けるべくバトルを繰り広げていくサバイバル系SFバトルロワイヤル。
初回ではいきなり、スピックを持った殺人鬼に追い回されたホシノ(岡田将生)をかばい父親が死んでしまうという悲劇展開。だが、ぜんぜん怖くねーし、悲しくねーし、まったくもって心に響いてこんのよね。凶刃に倒れた父を前に慟哭する岡田君の芝居が大げさで迫真でプルプルしてるぶん余計に、なんでこんなドラマなの?というクエスチョンが頭の中に浮かんでしょーがないのであった。
盛り上がらない原因は“ツマラン”からだが、身も蓋もないのでもう少し膨らませると、まず登場人物の行動が解せないこと。
プラネタリウムで類に会う」→「DEATH END」と書かれた未来日記を見て、なぜホシノはプラネタリウムに向かったのだ。DEATH ENDから距離を取ろうとするのが生存本能だろうに、アタシなら絶対プラネタリウムへだけは行かないようにする。
ユノ(剛力彩芽)の行動は異質すぎる。初対面のホシノに「貴方の未来はアタシのものだから」と笑いくねくね(いぶかしむホシノ)、家へ押しかけ「へへっ、来ちゃった」(気持ち悪がるホシノ)、公園で「お前なんなんだよ!」と呆れてキレる男の唇を奪い「ふふっ、元気出た?」(驚愕するホシノ)。出るかボケーっ! ってか、キモいです。
とにかくメインの二人のキャラクター設定にまったく魅力的がない。
ホシノ(岡田将生)はパラサイトゆとり青年、良いのは顔だけ。ユノ(剛力彩芽)は頭のイカれたストーカー女で、やはり良いのは顔だけ…うーむ、ひどすぎる。フレッシュで絶賛売出し中の二人を引っ張ってきてこれはないんじゃないの? こんな荒唐無稽かつ感情移入もできないような安っぽくて整合性も緊張感もないサバイバル戦をやらせるよりは、もっと他にふさわしい使い方があっただろう。食傷気味とはいえ難病物の、世界の中心で愛を叫ぶ[未来日記編]とかのがよほどマシ。岡田君が怯えて逃げ惑うのはまあ合っていなくもないが、剛力ちゃんにポテッとしてた肉感的な身体でアクションをされても…。
ま、人生いろいろあるさ。これも試練だ、がんばれ若者たちよ。