本日のよろこびごと。(574)


ハッピーエンド あるかもしれん 大石静なら(喜)
昨日はじまったドラマ2つの感想〜♪
アタシどんだけドラマ見てんだよ。でもま2回目を見るのは半分もないからね、たぶん。

やはりテレビ朝日の刑事ものは手堅いなぁ。
警視庁のお荷物部署に左遷された切れ者キャリアが、捜査一課の見解に疑義を申し立て独自捜査で真相を明らかにする。その真相自体、もしや封印されたままのほうが良かったのかもと思わせる後味の悪さを伴うもので…なーんて意図的に拾い書くとまるで『相棒』の世界観を踏襲しているみたい。でもキャスティングで違いを際立たせています。
主人公はハツラツ美人の観月ありさ、その部下には片岡鶴太郎松重豊、五十嵐隼人と地味ながらも味わいと起伏のあるメンツ、そして捜査一課には紳士的な田辺誠一。決して派手ではないが、芝居に不安のある人が一人もおらず、毎週ダラダラと見続けるのにちょうどいい按配。初回なのに初回とは思えない落ち着きと安定感。いつの間にか定着してなんとなくやってたら見てしまうシリーズのひとつに昇格する要素はじゅうぶんにあり、気づけば観月のライフワークになっているかもしれない。そうなればいいなと思います。

主演・佐藤隆太は「ウザい・ウルさい・ウットウしい」の三ウ男優、なのであまり見る気なかったんだけど『Answer』が延長なしなのでついでに。でもこのドラマでの佐藤氏は体育会系ハリキリBOY演技を止め、根暗でナイーブな青年役を好演。さらに、5連ちゃんで事件物*1が続いた後だと、死人が出ず、当たりさわりのないエピソードを羅列したドラマが逆に新鮮で、ラストまで視聴できた次第。つーか、今期事件物多すぎだよね。
脚本は大石静、よって本当のことを言えば内容がさほど新鮮になるわけがなく、美容整形の宣伝と、客の人間模様のワイドショー的再現ドラマを合体したようなドラマ。美容整形を「人生のモチベーションをあげる手助けをするため」と持ち上げる一方で、リアルにエグい手術シーンを挿入しその工程を見せていたところは評価できる。鼻シリコン挿入(グイグイ押し込んでた!)、脂肪吸引(赤い抽出物がキモっ!)、眼縁拡大後の抜糸(痛そう、怖っ!)など、グロすぎてテレビ消したくなるほどに。
整形やワイドショー的エピに興味がないアタシ的見どころは、主人公と親友の恋模様。
親の借金を背負って金銭的余裕のない主人公は親友(綾野剛)のマンションに居候する。その親友の人物設定を公式から抜粋すると、
“心優しき男で、中学の時からずっと大好きだった峯太郎と暮らせて超しあわせな毎日。家事全般も担当し、妻のように尽くす。でも峯太郎の愛がなかなか得られないで悶々と”
おいおい(汗)。新婚夫婦のようにキッチンシンクの前でふたり睦まじく料理したり(距離近っ!)、ムーディなレストランで二人きりで食事をし、
主人公『俺はもう女なんか信じない』 
親友『…(ほくそ笑み)』
おいっ、どこのBLだよっ!(笑)

*1:土「猫」日「あたる」月「鍵」火「りーがる」水「アンサー」