本日のよろこびごと。(466)


日村さん 存在感が ありすぎて(喜)
ドラマの感想あれこれ♪

  • 『相棒』第6話

今日ついに『相棒』を退屈に思い、途中で脱落したくなっちまった。なんか悲しいやら腹立たしいやら。

アスダ家大団円の巻でした。
鮮やかな一本背負い、魔女ミタの凍りつくような『八つ裂きにしてやろうか』など前半にはそれなりの面白ポイントがあったものの、後半のアスダファミリー大団円の流れ、クズ父が改心して土下座→演説→土下座→演説のお涙ちょうだいの目くらまし、まるで打ち切りドラマのような加速度がつきすぎた収束の仕方に、どうにも気持ちがついていかず、
「なんだよ本当にこれでクズドミノも打ち止めかよ」
と残念に思うだけ。『相棒』で冷えた心をミタさんも温めてくれねーのかよ。
やたら土下座を見せられた後に、ミタ回想の葬式シーンでミタもまさかの土下座。しかし、そのときの表情が一味違う。家政婦のときには決して見せない女っぽさと感情がダダ漏れしていて、
「ああ、すげー、まるきり違うわ…さすが松嶋菜々子さま…感服」
もうアスダ家のクズジェットコースターなんざどーでもいい、とここでアタシも気持ちを切り替えた。
続く予告の煽りはもはや名人芸。来週からいよいよ第2部(?)ミタ編へ突入、彼女の衝撃の過去が明かされていくらしい。明かされていくといっても、そのやり方は意表をついて、本人に滑らかに語らせるという拙速さ。あれだけ詮索するなと念押ししていたくせに、どこをどうしてこうなった?
小出しにされた単語を拾うだけでもかなりヘビーで、
『ストーカー シマシタ 夫ト息子ハ 死ニマシタ』
うわぁ…きつそう。と、お茶の間が重苦しい空気に包まれた刹那、
「えっ、ええっ、なに今のっ…!?」
夢かうつつか幻か? まさかの家政婦のウララ!? まさかのミタウララ!? ウララとミタがパートを入れかえていたように見えたけれど、見たよね? 見えたでしょっ?
とてつもなくヘンなものを目撃してしまって、でもなんだろうこの嬉しさと誇らしさ。くそぉっ、どうせまた夢・妄想オチなんだろうが、まんまとハメられてやろうじゃないの。予告が一番面白いってことにならんどいてよっ!

まさかこんなに優良なヒューマン(?)ドラマになるとはねぇ、化けも化けたり。
連ドラのこの段階で夏目刑事(北村一輝)に正体をばらすのか。妖怪人間の存在を受け入れた夏目が妖怪姿のベムの鼻をつまむシーンを見せられたときには、鼻の奥にツンっとくるものが。よかったねぇ、ホントにホントに、よかったあ〜。その背後に忍び寄る柄本明、邪悪な視線が怖すぎる。ここに小康状態を置くということは、後半に待ち受けるのは悲劇的な展開しかあるまい。夏目による裏切りがあるのか? やばい、それはやばすぎる。ドラマの面白さは保証付きだが、気の弱いアタシに視聴は無理かも…。

バナナマンの日村さんがゲスト出演されるというので、大ファンのアタシは食らいつくように視聴したが。
いやあ、驚いたわぁ。まさか日村さんが真犯人だったとはねぇ。動機は「自分の顔を見て笑われたと勘違い」したからであり、薔薇の中に死体を遺棄したのは「己の体臭にコンプレックスを持っていたので匂いをごまかそうとした」のか。こりゃまたかなり予想外。
というのは全部ウソです。あまりの出番の少なさに無意識に記憶補正。でも出番は少なくてもさすがに存在感があったよね。つーか、存在感ありすぎ?(笑)