本日のよろこびごと。(461)


相棒の 店じまい感が 半端ない(喜)
水曜日はドラマが熱い!

  • 『相棒』

ひさびさにそんなにウツでもない展開でよかったです。捜査一課イタミンの『立ってるものは特命でも使え』の負け惜しみっぷり、これぞ相棒って感じ〜♪ でも先々週の渡哲也といい、今日の本仮谷ユイカといい、過去シリーズからの懐古出演にホントに終焉の予感がさらにひしひし。ああ、そういえば亀ちゃんも少しだけ過去VTRでご出演を。今回のように上層部からの圧力がある流れならばぜひとも官房長官にご出陣願いたかったところ、あのお方も(見てない映画で)すでに鬼籍、そういえば閣下は俳優ご本人すら…ううっ(涙)

アスダ家のクズっぷりを楽しんでいたらなんだかそんなことも言ってられないほどのかなりヘビーな展開になってきました。ヘビーは見てて、ちとしんどい。
ドラマも6話目を迎えそろそろ折り返し。ミタさんの過去もだいぶ明かされてきた。死にたいと思ったことがある、夫と子供を亡くしている、ミタがオフを過ごす遊園地は家族の想いでの場所である、など。家政婦紹介所のオババはミタの過去を『ダメダメ、もうこれ以上は話さない』と断りながらも嬉しげに小出しにして子供たちの反応を伺っているあたり、さすが世話焼きのプロ、確信犯。アカリちゃん(←ミタさんのこと)をなんとかしてあげたいという思いやり90%、わくわく10%とみた。
子供らに家族を亡くした事情を問いつめられたミタさん、庖丁を研ぎその研磨状態を入念にチェックしながら、
『わたくしが、殺しました』
ゾクゾクっ
だからといっていまさら文字通り受け取る人はあまりおらんかったことでしょう。きっと自責の念なんだ。今回だって長女・ユイから「殺して」と頼まれても結局とどめを刺さなかったし、ゴキブリを素手で空中キャッチするほどのミタさんが子供ひとり仕留め損ねるわけがない。手加減しまくりなところに彼女の温情がうかがえる。ミタ・アカリは人を殺せる人なんかじゃない、本当は暖かい心を持った人なんだ…と、大概の人が思ったはず。
さてそこをどう脚本家が裏切ってくるのか、いやまさかここは裏切らんだろうと信じたいけれど数パーセントの不安は残る。いずれどちらに転ぶかはすべて脚本家の腕先三寸、それに翻弄される心地よさを味わいましょう。たとえ予想どおりの展開になったとしても、そこへ至る過程がばつぐんに巧いはず。ミタさんのマバタキひとつすら見逃せません。
などとホメといてなんだけど、結ちゃんの自殺騒ぎから父親がいっぱしにマトモなことを言いだしたのにはやや興ざめしました。必要な展開なのはわかる。緩急入れなきゃドラマになんないし、結果的にいい話になってるし。でもなぁ、こんなふうに和解されちゃうのも、この家族の崩壊具合に比べれば安直すぎる気が…とブツブツ文句を言っていたら、ユイが真っ白なシーツで毎晩眠れることの喜びに気づいたあとの
『お母さんが生きてるうちに気づいていればよかった』
泣けた…。
そして来週も怒涛の展開が待っている。クズ父へもと愛人からの電話、
『助けてください』
着信拒否をされてもいまだ女に未練たらたらなクズ父は、家族と愛人どちらを優先させるのかでまたしくじるのでしょう。ふふっ。ミタさんはどこかで大暴れしてたし、クズ父を背負い投げしてたし、ふふっ、楽しみ。クズ父はすでにかなりの罰をくらっているがまだまだヌルい(笑)