本日のよろこびごと。(454)


今あえて NHKがやる エロが悲しい(喜)
もう11月だよー、はえーなぁ〜。
昼間、妙に暖かいからいまいち実感がわきませぬ。羽毛布団なら1週間ほど前に使いだしたけれど、暖房器具はまだ。寒くなるときはいきなりなるから、そろそろ準備をとは思います。
さてそんな11月1日にも新ドラマが始まるんです。

原作は江國香織著『思いわずらうことなく愉しく生きよ』思いわずらうことなく愉しく生きよ
犬山家三姉妹の紆余曲折と家族愛ものだっけ? 既読だけどもあんま覚えてないんだよね、江國さんの話ってふわふわしてるから。ただひとつだけ珍しく鮮明に覚えてたのは長女夫婦のDVと共依存のエピソード。その別れられなさが、不思議だったので。
夫に怯える犬山家長女に木村多江、DV夫にユースケ・サンタマリア。薄幸女優に関してはもはや余計な言葉は要るまい。ユースケは表ヅラが優男でおそらく中身も優しいんだろうが、なにかでプツンとキレると手の付けようがなくなる怖さがある。二人ともハマりすぎ、これは見なくては。
そして蓋を開けたら、まさしく期待どおり。ユースケは伝説の”冬彦さん”なみの理不尽なキレざま、怖さを突き抜けた面白さ。電話を掛けてくるだけで、一途な目線を向けるだけで、すでに怖い。目がイっちゃってる。顔がイっちゃってる。木村多江の怯えっぷりでさらに震える。面白い。
そのあおりをくらって、長女以外のエピソードがかすむ。かすむどころか、どーでもいい。DV共依存夫婦のドラマをもっとみせてくれ、とTVの前で焦れる。主役の真木よう子徳井義実と下着姿で床をゴロゴロしようが、どーでもいい。
ドラマは全体的にたるい。お色気シーンをあえてやるNHK火曜10時ドラマという気概が空回りして、人造的あけすけ感が見える物悲しさ。ただ、マヨネーズプレイだけは必見。