本日のよろこびごと。(449)

裂けたカーテン


洗濯が 不意に促す 新たな選択(喜)
「天気がよいのでカーテンを洗おーっ」
と思い立ち、まずキッチンのベランダに面したところのカーテンをばはずす。それはカーテンといっても、インド綿の暖簾の同じのを二つ並べただけのもの。ホワイト地にイエロー系の小さな花柄、裾のビーズが風で壁にぶつかる音がなかなかお気に入りの一品。
相当洗っていなかったので洗濯水はみるみる茶色に。手で2度洗いして、すすぎを3度、最後に洗濯機で脱水をすれば、
「よっしゃー、綺麗になったぞー」
そのまま意気揚々と元のレールにつるす。
「らららら〜、なんて清々しい晴天の過ごし方なの〜♪」
ところが、ここで悲劇が…。
軽くひっぱってしわ伸ばしをしたら、
ビリッ
「えっ、ええっ、ええええーっ!」
そうです、裂けてしもうたとです。縦方向に約15センチ、うーむ。そういや以前もリビングのカーテンを洗濯機に掛けて「らららららん〜♪」と悦にいって取り出してみたら、ボロボロに砕けていたなんてことがあったっけ。ああ、いやなことを思い出したわ、カーテンの洗濯は鬼門だった。
当面は少しの裂けに目をつむってしのぐとしても、裂けた暖簾はどんどん貧乏くささを増してくるに違いない。やはり買い換えんといかんか。あーあ。
でもまあ、考えようによってはこれからキッチンのカーテンを一新して模様替えするという楽しみも生まれたということである。どこで買おうかなぁ。IKEAで北欧テイストな布を買ってこようかしらん、エスニックな雑貨屋を覗いてみてもいいかも〜。など喜びごっこをしてみても、やはりお気に入りの破損は悲しい。