本日のよろこびごと。(447)


要するに ターゲットではない それだけのこと(喜)
今期のドラマは当たりが多いなぁと喜んでいたけれど、そりゃま、全部が全部自分の嗜好にヒットするわけじゃないよね。などと不穏な前置きをしたからには、そう、今日のドラマの感想はかなり辛口です。キャストファンの方は読むべからず。

  • 『謎解きはディナーの後で』

「はい、ここ面白シーンです。笑ってください」
と言わんばかりのわざとらしい間をとる演出が空回りしている。ホントに面白けりゃ問題ないが、まったく面白くない。キングオブコントの決勝でド滑りしているコントを見させられているときのような、どうしようもなさ。椎名桔平の道化芝居が哀れに思えてくるほどに、脚本・演出がかみ合っていない。1話をネット視聴し、20分で挫折した。
ただ聞くところによれば初回視聴率は悪くなかったらしい。
「ん、もしや己の感性が間違ってるのか?」
確かめるために2話目も部分的に視聴し、
「うーん、やっぱ面白くないよなぁ…」
見はじめたのは、後半の謎解きのくだり以降。主役二人がずーっとしゃべってるだけのシーンが延々と続く。推理ドラマの真骨頂、探偵役による推理合戦だというのにどうしたことだろう、退屈だ。アメコミタッチの挿絵を入れるなど工夫はされている。前半を見逃して事件を知らないからというのを過分に差し引いたとしても、それだけではない。二人のセリフまわしがたどたどしすぎるせいである。特に執事役の櫻井君、口が回っていないのが悲しい。それならせめて見た目だけでもと思うが、子供っぽい。執事らしい頼もしさや冴えが感じられないのは完全にミスキャストだろう。
北川景子はお嬢様に見えなくもない。ただし1話目冒頭で刑事の同僚から『キャバ嬢』呼ばわりされていて、そちらにも納得。
ともかく二人そろって、一生懸命覚えました、つっかえずに言えましたというレベルはつらい。原作にたいした思い入れがなくてもなんかシラケる。
嵐ファンと子供向けドラマ。つまりアタシは対象外。