本日のよろこびごと。(445)


冬ドラマ ダークホースが 侮れぬ(喜)
実家でちょっとした事件があったんだけどそれは明日書くとして、今日はさくさくっと週末に始まった3本のドラマの感想を♪

どれほどひどいもんかとハードルを下げて見たら、意外とまとも。ハードルあげてりゃ、感想は違ったろうが、いずれにせよ深田恭子の愛嬌でどこまで勝負できるかという作品。彼女、顔が大人びてシャープになったら、なんか普通の美人さんになっちまったね。もっとフカキョンしてたはずなのに。でもたまに「あ、フカキョンだ〜」(喜)。
桐谷健太は『絶対零度』より自然でカッコよい。やっぱビシッと決めた役よりも少し崩れた役のが本領発揮できると再確認。藤木直人はいつもと変わらぬ安定飛行。

単純明快で面白いけどなんかひっかかるクドカン。爽快にツボをついてくるやり口に、したり顔が透けて見えちゃう感じがしちゃうからかな。例えば星野源の使い方とか。「ね、うまいでしょ?」みたいな空耳が。
田辺誠一光浦靖子、加藤清史郎、広末涼子の使い方が相当イイ。ハマってる。演技を楽しんでるグイグイ感。そのぶん、まっとうで中庸な役回りの神木隆之介がソンをしていた。来週のゲイバーバイト発覚で彼もハジけられそうなので、期待しとこう。
ところで、『我が家は貧乏じゃない!』との結論にその瞬間はアタシも「そうだそうだ」と賛同してしまったが、冷静に考えると貧乏だよねぇ? 家長に稼ぎがなく母親のカフェも流行ってなさそうで、どーやって生活してんだろ。神木君のバイト代? 子供手当? 杉下右京じゃないけれど、どうでもいいことが気になってしまう、アタシの悪いクセ。

古いアニメの実写化が相次ぐ中での、実写版のベム、ベラ、ベロ。
変身した姿はかなりエグくて怖い。普段の姿も毎日がコスプレみたいで、怪しすぎる。これじゃ、どの町へ行ったってかなり浮くだろう。現代にそぐうようにアレンジしながら原作の雰囲気も壊さずにと頑張ると、このあたりに着地するのだな。ふーん。でもなぜだか悪くない。
亀梨くんの丁寧な演技は好感を持てる。鈴木福も可愛い。二人とも合格点。ただ、なにぶん杏のベラが秀逸すぎて二人がかすんでしまった。姉御肌で妖艶な杏は、なんだかもう“すごくベラ”としか言いようがない。杏にしてくれてありがとうと言いたい。
人間側代表に北村一輝。彼の演じる善良な刑事に妖怪人間としての正体がバレるところが連ドラの山場になりそうだが、どんなに上手に隠しても常人ならざる要素が見えている北村一輝様ならば理解者になってくるだろうという、洒落の利いたキャスティング。とか言って、これで理解者にならないエンドなら、悲しすぎる…。