本日のよろこびごと。(429)

念願のカルピスバター


ありがたみ わからないでか このバカ舌め(喜)
“生活に潤いを!”をスローガンにちょっとした贅沢をしていきたいなという気分になってます。なんたってここ数年、あまりにもカツカツしすぎたもん。いつ死ぬかわからんというよりも、10年後、20年後における自分が、美味しいものを美味しくいただこうにも食欲が減退している可能性、美味しいものをゲットしようというほどの気力もなくなっている可能性ってのにハタと気づいちゃったわけ。もちろんいくつになっても衰えない人もいるよ。そのときに一番参考になるのは自分の両親。彼らを見てて思う、若さが残っているうちに金を使って楽しんでおけばよかったのにと。
といっても過度の贅沢をしたいわけではないです。たとえば5千円のランチとかは、う〜ん。ある程度の値段を超えると、いわゆる高級食材ってのを放り込んで
「さあ、高そうでしょ!ウマそうでしょ!」
って脅迫じみてきて、値段に見合ったウマさを味わえなくなる気がすんの。技術料や雰囲気が値段に含まれていたにせよ。贅沢をしなれた人からたまに聞くのが、
「結局、飯は千円ぐらいのが一番ウマい」
自分はぜんぜん贅沢をしなれていないけれど、都合のいい意見にはすんなり同意しちゃおうと思う。
そんなアタシのプチ贅沢としてカルピスバターを買ってみました。千円前後の贅沢。

何人かの友人から「とにかくうまい」「これを使うともう今までのには戻れない!」となにやら怪しげなネット通販みたいな推薦を過去に頂戴しながらも、とりたてて興味は沸かずにいた。普通のバターでいいじゃんと満足してたから。でもプチ贅沢といえばと最初に思いついたのがコレ。ちょうどバターも切れていたし、成城石井で購入。

カルピス製造工程で抽出される脂肪分がバターに最適であるが、30本分から1個しか作れず大量流通に載せられず宣伝もしていないため「幻のバター」とまで言われている

いやあ、マボロシってほどでもなくわりと見かけるけどもねぇ(笑)。ちなみに業務用っていう簡易包装のと小綺麗な箱入りの特選とがありだいぶ値段が違うが、中身は同じだそうです(業務用のが安い)。
以下は感想。
 ※※※
[色]〜通常のに比べてかなり白い。黄色味がほとんどなく、クリームチーズに近い。カルピス由来なんだなぁとなんとなく
[香]〜穏やかで控えめでいかにも上品。雑臭なし。といっても意識して他のバターの香りを嗅いだことなどないから比較できず
[味]〜パンドカンパーニュに塗っていただく。ん、溶けやすい? そうでもない? 口当たりはあっさり、後味もあっさりしてるね。たっぷりつけたほうがウマいかも。加塩ぐあいが少なめなのかもしれない。ただ期待したほどの「おおおっ、こここ、これはっ!」ってのはナイなぁ〜。ってハードル上げ過ぎた?
 ※※※
うーん、前口上が長い割に、あんがいそんなもんか…な感想でしたね。すまんね。バカ舌なのかなぁ。味の素に慣れた人に本格的昆布出汁を出すと物足りないとがっかりされるというアレです、きっと。今後1ヶ月以上カルピスバターを使い続けた後に、以前のに戻そうとすると「おやっ?」と違和感を覚えるようになるかもしれん。んで、「カルピスバターでなくちゃ」と今更ながら首肯するようになるのかもしれん。わからんが。
さてこの“やや”高級バターのもう一つの可能性、それは料理。ネットで見つけたシーフードパスタってのは絶対にやってみなくちゃと思っております。ぜーーーったいにウマいと思う*1。ウマいはずっ!(ってまたしてもハードルあげすぎ)

*1:カルピスバター パスタ」で検索してみてください