本日のよろこびごと。(416)


疲れても 忘れずにいたい 思いやり(喜)
今日は防災の日なので、地震保険の話。
先月初旬ぐらいだったかな、市役所から311の地震の「り災証明書」とやらが送りつけられてきました。建物が一部損壊相当であると認定されたとかいう内容の。
「えっ、損壊というほど壊れちゃおらんのだが…ま、いいか」
とりあえず、この証明書によってなんらかの恩恵があるのか調べてみたところ、東北地方の高速道路が無料だと言われても車に乗らず東北地方に行く用事もない。医療費が免除になるのも半壊以上から。結局のところなーんも意味なーし。
そのときふと地震保険のことを思い出して、
「そういえば入ってなかったっけ?」
はい、入っておりましたよ、建物補償一千万円の保険に。さっそく保険会社に連絡したところ、いろいろあって補償額の5%を受け取れることになりました。
「すごい、50万円もっ!?」
いやそこにはカラクリがあって、建物の専有部分の賭率40%として受け取れる保険金は、
 1000万円×0.4×0.05=20万円
一瞬がっくりしたものの、20万円も大金。壁紙の張替には足らんが、マンションの管理費に充当していくことにしよう、ほくほく。
地震保険に入っていてよかったぁ〜というお話が以上。さて、ここからは愚痴。
最初の窓口となったT京海上日動の保険請求担当者(女性)がね、なんだかなぁ…とにかくどうにも感じが悪かった。
「家の中に入って調べることになりますがいいですか?」
と確認してくるのは正当な手順だとしても、いちいち口調が上からで、もう少し言い方ってもんがあるだろうにという心象。さらに、
「3%以上の損壊にあたらなければ保険はでません。そちらの建物は別件で調べて保険対象になりませんでしたけど」
といったことを言う。調査したとしてもそれは外観から。室内を調べたとしても、他の部屋の話。なんども3%、3%と繰り返す。そんなことを言われてもこちらは素人だから3%がどれくらいのもんか、わかんねー。こちらから申請を取り下げさせようという意図が見え見えで、うわぁ〜。
「じゃあ、どんな被害状況なのか説明してください」
なんかもうめんどいなぁ…このまま査定の人にご足労いただいても、その人も同じような保険料を払わないですむ方向付けをしに乗り込んでくんじゃねぇかしら。もーやめよっかな。でもここで自分から引っ込むのも道理がおかしい気がする。なんとか鈍感を装って話を進めてもらうことにしたけれど、気が弱かったらたぶんもう取り下げていたと思う。
数時間後、日程の調整のために今度は地域の担当者からの電話。また同じような陰険な感じでくるかと身構えたら、全然っ。さっきとは違う女性で、番号も都内からではなく県内から。あの女はなんだったのか!?と思えるほどに打って変わって驚くほど感じがイイ。
同じ会社の人間か?
そしたらやっぱ違う、査定専門の下請けの中小企業の担当者さん。ゆえにその下請けから派遣されてきた査定員氏も良心的なお方で、親身になってこちらが気づかなかった地震の影響なども指摘してくれて。で、結果的には損害が認められて補償されることになってよかったんだけれども、なんだかなぁ。
あの感じの悪さは、311以降保険金請求の電話がひっきりなしで、その中には明らかに詐取をもくろむものもあり、いろんな意味で疲弊してたせいかもしれないと思いやることはできる。だとしても、顧客に対しては一期一会なんだということをカスタマーサポートの基本として忘れないで欲しかったなぁ。