本日のよろこびごと。(407)


震度5を 日常とする 2011(喜) 
さきほど(14時半ごろ)また結構大きめの地震がありましたね。といっても家の辺りは震度3ぐらいだけれども、ゆさゆさ長かったし、それに金曜日のほぼ同時刻だったので311の記憶がよみがえって余計にドッキリ。最大震度は宮城県で5弱、そして津波警報も。幸いにして大した被害もなくすんだようですが…。
にしても震度5弱だよ。
あの日の以前なら「震度5弱も!」って相当おののいていたはず。それが今や、「なんだ震度5弱かぁ、よかった…」ってなる。この違いは、震度6とか7といったより大きな地震がリアルに存在するものとして知覚されてしまったことから生じたもの。以前なら、震度5はすでにリアリティを超えていた。今や、リアリティは震度6や7の領域まで達してしまった。だから震度6でなくてよかったと感じるセーフティ、その違い。もちろん、それまでは珍しかった震度5レベルの地震が頻々と起こるようになったことによる慣れってのも当然あります。
大きめの地震がくると、反射的にすることも311以降変わったなぁ。もちろん立ち上がれないぐらいの地震なら為すすべはない。そうではなくて、「あっ、大きいかも?」ぐらいに余裕を持って受け止められる程度の揺れの時にね、食器棚を抑えるとか、花瓶を安全なところへ移すとかしてた。今は、「あっ、行っとかないと」と思ってトイレを目指す。
そこが四方を壁に囲まれていて一番耐震性に優れている空間だから?
いいえ、違います。あの大地震の後、家では下水道がしばらく使えなくなりました。その記憶があるもんで、しとかないと次はいつできるかわからない!という焦燥が脊髄反射のように起こるのです。