本日のよろこびごと。(400)


謎のない ルーツは平和の 証です(喜)
おおっ、ついに「よろこびごと。」も400回だ。ま、どーでもいいが。
ところで浅野忠信さんっ。NHKの『ファミリー・ヒストリー』って番組で彼のルーツをたどるドキュメンタリをやったのを1時間とっくり見入っちゃったんだけども、彼の祖父はアメリカ人なんだってー、知ってた? つまりクォーターなわけ。
あたしゃ、知らんかったよー。見た目ぜんぜん日本人だろおー。
でもあらためて祖父がオランダ系とノルウェー系のハーフだったと言われると、なんとなく骨格がそうかも〜、鼻筋通っているし、耳の形も…などとふいにそれらしくみえてくるから不思議なもんだね。ハリウッド映画『マイティ・ソー』に出演したことについても、彼の中ではただ日本人俳優としてハリウッドに進出したというだけのことではなく、己のルーツに関する複雑な思いもかぶさったうえでのことだと知って、もらい感慨。
元芸者さんをされていた祖母イチコさんはおっとりとした雰囲気のある整った顔立ちの女性で、進駐軍として赴任してきた15歳年下の旦那さんと日本で知り合い結婚。子宝にも恵まれ(それが忠信の母ジュンコ)、何年かは一緒に暮らせていたけれど、夫がアメリカへ帰る際迷った末に母子は日本に残ることを決意した。
祖父は帰米後数年して子連れの米国人女性と再婚したものの、実子は生涯日本に残した娘一人きり。彼は残念ながら数年前に他界し再会は叶わず。遺品の財布の中に古ぼけた娘の写真が残されていた。
そうした一連のレポートをくいいるように見入る忠信母子、そしてそれをみるアタシ。ってアタシだけ余計やん(笑)。
母・ジュンコさんは泣きじゃくっておられましたねぇ。アタシは感動しながらも、60歳とは思えん、綺麗な人だなー、やっぱハーフだなぁー、浅野温子に似てんなぁ〜とか思ってた(失礼)。
ジュンコさんは母から「ネイティブアメリカンの血が入っている」と聞かされていていたそう。忠信もそれを信じていた。ジュンコさんの風貌もちょっとそういうエキゾチック風味がある。ところが事実はまったく違うということが今回判明して、びっくりしてた。アメリカは人種のるつぼだしそういう思い込みとか、勘違いのバリエーションが豊富そうだものね。
そのせいかしらんがアメリカではルーツをたどってみたがる人が多く、そのためのビジネスも成立しているそうです。ネットで氏名、年代、居住地などのいくつかの情報で検索をかけると、当時の家族構成なんかの情報がでてくるサイトもあるんだって。個人情報にうるさそうなのに、実はそうでもないんだな。
ラスト、祖父の義理の息子たち(カーネルサンダースの双子の弟みたいな人ら)との邂逅に、まったく血縁はないのに繋がってしまった縁(えにし)だのう、などいろいろ。