本日のよろこびごと。(383)

グレープフルーツシャーベット


意表さえ つきゃあいいって もんでもねぇぜ(喜)
7月スタートのドラマがはじまったねー。感想書きますっ。写真は全然関係ない、今日のおやつ(グレープフルーツシャーベット、「す、すっぱぁ…いまいち」)

江角さん主演の法医学教室もの? いつもどおりどんなのがあるのか事前調査をせず、テレビ欄をみて「ほお〜」と発見、いつも新鮮。でも江角さんのこの演技は新鮮じゃないなぁ、お得意の一本調子のゴーイング・マイ・ウーマンでした。ま、嫌いじゃけどもね、やたら「ご遺体」「ご遺体」と力んで発音するのは気になったなぁ。ちなみに「ブルドクター」とはブルドーザーのように猪突猛進なドクターの態を表してのことみたい。
法医学教室を舞台にしたドラマといえばフジ月9の「ヴォイス」。あれよりマシなところもあれば、おんなじでがっくりするところもあり、「マジかよ?」的腰砕けもありーので、あまり期待させる幕開けとはならず。
マシだったのは、直感よりも証拠をやや重視するところ。あくまでも“やや”のレベルであって、決してテレ朝事件物のクオリティを期待してはいけません。遺族の前でお涙ちょうだい的なしんみり展開になるところは、「あーあ、またかよ」と早回ししたくなるがっくりポイント。
さて、刑事とのいがみ合いが連携へ変化していくところはお決まりとはいえ、見せ場でもある。相棒となる刑事が、悪かぁないよ、悪かぁないが、なぜに石原さとみ? さらに法医学教室に出入りしている志田未来もいて、江角親分と小娘たちの様相。なんだか画面がチチくせぇ。
脇で小粋な悪役ポジションが板についてきた稲垣吾郎は、今回も悪というほどではないながらも嫌味な変人らしい。石原さとみと恋人関係という設定で(いや、彼の中では恋人というほどの意識はないのか?)、
『今日もお泊りしちゃおうかなぁ…』
と可愛くせがむ彼女に、
『…別にいいけど…僕が朝起きる前に帰っててくれるんなら』
とクールかつ、謎(笑)。独特の香ばしさで、今後の活躍に期待。
第一話では2つの変死の謎を同時進行で解く展開だったわけだが、1つはお涙ちょうだいで締め、もう1つはどうくるのかと思いきや、
「うわ、なに、こんな後味の悪い終わり方すんのかよ!?」
エンドロールまで流してすっかり思い込ませた後に、さくっと意表を突くという。
「あ、そーかい。そーくんのかい」
ま、面白いけども、気分よくねぇーよ。
ん? 「マジかよ?」で腰砕けになったのがソコかって? うーん、そこはそこでも、ちょっと違うんだな。意表そのものではなく、そこでさくっと映った「毒物:青酸カリ」っていう検死所見。おいおい、青酸カリによる中毒死って“ご遺体”を一見しただけで、推理マニア程度の知識さえあればわかるんじゃねーのか? いわんや警察官をや。そこが一番不可解で、
「おいおい、マジかよぉ…?」