本日のよろこびごと。(305)


花柄と 水玉なのね この春は(喜)
ガールでもないし、ファッションにも興味がないくせにテレビでなぜか2時間も見ちまいました。

面白いテレビがなくて困ったときはNHK-BSにチャンネルを合わせる癖がついている流れで、
「あー、これが世にゆうTGCか」
どないな代物かちょっとだけ…とチャンネルを止めたのが9時過ぎ。それから約2時間おしまいまでたらたら視聴。
ぜんぜん興味がないんっすよ、ホントに洋服は基本的には着られればいい主義者だから。そんな自分がこの番組にひっかかったツボはいろいろで、たとえば裏レポートをするはるな愛のハイテンションとか、そのハイテンションから切り替わってもいつも無表情なクリス・ペプラーとか、意味不明なひと呼吸をおいてからトークを始めるMCクリス・ペプラーとか、気持ちのこもらぬ相槌を打つロボット・クリス・ペプラーとか(笑)。
ペプラー氏以外にも、訳知り顔でファッション解説している右端の小太りのお姉さまがあまりおシャレにみえない違和感や(実はすごい人なのかも。疎いのです、すみません)、ゲスト席に呼ばれたモデルたちの仲良しトークのぎこちなさとかも。
ステージ上で繰り広げられるファッションショーが興味を持って見続けられる内容だったのは当然のこと。
ところでファッションショーって、テレビ東京の『ファッション通信』の影響で、
「こんなもん誰が着るんじゃい!」
な奇抜でアーティスティックで遠いものだという印象があったけど、これはぜんぜん違うんだねぇ。手作り感があって、距離が近い感じ。手の届くというか、明日さっそく着てみたい的なのが多くて、アートというよりアーケード。身も蓋もないこと言っちゃうと、庶民向け。
あと語るべきは、香里奈土屋アンナ山田優
この3人は凄かった。出てくるとパッと空気が変わる。会場の空気が瞬間的にその存在に収斂されてく。タレントやアーティストとしては自分がさほど注目していなかった彼女らも、実は際立つ世界観を持っていて出るべくして出てきた人たちだったんだなぁと。