本日のよろこびごと。(296)


腹は減る ランチはこない シェフ消える(喜)
わあい、ドラマだドラマ〜。
1月から始まった連続ドラマのうち欠かさず見続けているのが『Dr.伊良部』だけになってしまった不作シーズン。イレギュラーながらも、気楽にみられるドラマをぶちこんでくれるのはドラマ好きにとってうれしいかぎりです。と、見始めたのだけれども…

  • 『プロポーズ兄弟〜生まれ順別 男が結婚する方法〜』

「っていうか、早く客にランチを出せや!」
いやあ、イライラしちゃったなぁ。
面白くないこともないんだが、普通のドラマと思ったらいかんのね。シェフ佐藤隆太とドジっ子ウエイトレス杏のラブストーリーに、長男の特性を絡めた40分完結のコントでした。
主人公二人の感情の機微はうっちゃって、ひたすら名場面のみをつないだ連続ドラマの最終回か、はたまた韓流ドラマの総集編をみせられたような居心地の悪さ。しかも、アタシの一番きらいな職業ものにありがちなやりすぎ演出つき。
シェフ4人+ウエイトレス1人(杏)で回しているレストラン、
小さい店にそんなにシェフがいるのか!? ペイするのか?
ある日、シェフ2人と1人(杏)が私用で休むことになり、2人だけで回すことに。
「大丈夫ですかね」「なんとかするよ」
なんとかなるかいっ!
そこへ突発的に50人分の弁当のオーダー、
「なぜひきうけたんですか?」「なんとかするよ」
ってか、本当になぜ引き受けた!?
ランチの客で満席になり、1人は弁当作り、もう1人はオーダー&調理&サーブ&会計もとくりゃ当然オーダーは間違える物は落とす、そこへさらに私用の電話もかかり、
「杏ちゃんが親に連れ戻されてしまいます。どうするんですか!?」
「そんなこといわれても僕には…」
そんな話は後まわしにしろよ。今は客にランチをだせっ!
ああ、イライラするー。
そこへ都合よくシェフ2人が様子を見に戻ってきてくれて、入れ違いに杏のもとへかけていくシェフ佐藤隆太
主役カップルのハッピーエンドよりも、客にランチがちゃんと出されたのか、50人分の弁当は少年野球大会の会場に届けられたのか、腹ペコの少年たちの腹は満たされたのかどうかが気になってしまいましたよ。あーあ。
などとケチをつけまくったけれど、1話完結で日替わり主役(後3回は、小池徹平佐々木希中村蒼本仮屋ユイカ伊藤淳史ベッキーと続く)はちょっと楽しい。たぶん脚本家も演出家も変わるだろうからリベンジの可能性はなくもなし、こーいう企画もたまにはよいよね。