本日のよろこびごと。(267)

デュー・デート


ド顰蹙(ひんしゅく) 手前で引くか 突き抜けろ(喜)
試写会で見せてもろうた映画の感想。

  • 『デュー・デート』

ひょんなことからアトランタからL.A.へ大陸横断ドライブをせざるをえなくなった対照的な二人の男、堅物スノッブ建築家(ロバート・ダウニーJr.)と、奔放極楽トンボ役者(自称)(ザック・ガリフィアナキス)のハチャメチャ珍道中。タイトルのデュー・デート(到着期日)は、スノッブ男の妻が出産を5日後に控えているため、それまでにL.A.へ彼を送り届けるという意味。
いやあ、声を出して笑っちまったぜ。とはいえ、笑いの質は明らかに男性発信で、アレでアレしちゃうとことか、あそこまでアレされちゃうとことか、女性はドン引きするところもいっぱいだー。
最初は、
「ええっ、そんなことしたら、○○しちゃうんじゃあ…後始末は!?」
など、常識が邪魔をして眉をひそめたり。けれどもそーいう既成概念に囚われて笑えない己のつまらなさにふっと嫌気がさして、
「ええい、もうどうでもいいや」
になれば、勝ち。こいつらがトラブろうが、ボコボコになろうが、なんとかなっちまうんじゃないかって余裕の領域へ到達したら楽しいんだよね、これがっ。なんとかなるかってーと、実際、なんとかなっちまうんだもん。いや、映画だからだけども“実際”(笑)
こういう悪ふざけ映画は「映画を見よう」ってときに自分では絶対に候補にあげないけれど、それをタダで見られて、なおかつ、世界りょうさく発見!をさせてくれるのが試写会の醍醐味。同じスタッフ+ザック氏出演の『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』も必見のような気がしてきちゃいました。