本日のよろこびごと。(244)


APEC 厳戒の渋谷で “どうすか”(喜)
バナナマン設楽統さん主演映画
『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』
を見てまいりました!!!(大喜)
ふううぅ、よかった、面白くて〜(喜)
邦画単館系映画にありがちな、行き過ぎたブラックユーモア&自己満足臭プンプンをやや警戒しておりましたらば、ぜーんぜん口当たりよかったです。そりゃまぁちっとはね、冒頭の入りがブラックで引いちゃったりとかはありましたが、でもそこがあまりにも…だったせいかその後はブラックというよりも小粒でピリリと辛い山椒のようなシニカルユーモアのゾーンに収まってすんなりと。
映画は本当にいろんな裁判を次々と傍聴していくだけっちゃあ、だけ。だから下手すりゃ、絶対に飽きる。でもぜんぜん飽きなかった。まず裁判の案件がバラエティに富んでいるし、裁判官、判事、被告らの造形も面白い。入れ替わり立ち代りでてくる役者がみんなすげーはまってて、どこからみつけてくるんだろかってリアリティ(もちろんかなりカリカチュアライズはされてますが)。すげーよ、キャスティングした人。
取材のため裁判傍聴へ通う三流フリーライターの南波タモツ(設楽統)は、傍聴マニアらと知り合う。彼らからさまざまなレクチャーを受けるうち、やがて当初の目的を忘れてぐいぐい傍聴の楽しさにはまっていく。
映画の観客であったはずのアタシも、いつの間にやらタモツとともに1傍聴人となって裁判を楽しみだしておりました。
ところが、その物見遊山的不謹慎さを見抜いたアイドル検事(片瀬那奈)から、
「他人の人生を高みの見物して、さぞ楽しいでしょうね!」
と糾弾され、うひゃー、す、すんません…すごすご(しょんぼり)。そこから一念発起したタモツの巻き返しがはじまるのだが…って展開です。どうなることやら、そこは超大作と違うんで、ね(笑)
これ、ホントに面白いんよ。気楽に楽しめる映画だからヒューマントラスト渋谷みたいなお洒落すぎるところよりも、気楽に入りやすいシネコンとかで見たかったなぁ。
(※オタ臭が強すぎ&冗長だったので再編集しました)