本日のよろこびごと。(238)


イケは好き でもかっこよすぎは アダの花(喜)
月曜にはじまったドラマの感想を。『モリのアサガオ』が今期ベスト1です、いまんとこ。それについては明日書くとして、今日はこちら。

  • 『流れ星』

竹野内豊、なんか痩せて「昔はかっこよかった」的な人になっちまってた気が…でもこれはきっと役作りだよね(と信じたい)。枯れても竹野内は、この役にはかっこよすぎます。よりブサイクでサエナイ中年、そーね、たとえば温水さんとか、意表をついてブラマヨ小杉とか、何かしらの悲哀や鬱屈を抱えた(ように見える)人間がキャスティングされるべきだったと思うの。そのほうが絶対面白くなるし、この後予想される偽装結婚から純愛って流れがいっそう盛り上がるはず。
というわけで、アタシはあらゆるシーンで[竹野内→温水]と超脳内変換しつつ鑑賞してました。
え、だまされたと思って脳内変換してみ(※以下、ネタバレしまくります)。
子供相手に魚の性転換について一方的に講釈するオタクっぷり、肝移植を必要とする妹のために駆けずり回る必死さと打ちひしがれ感、肝臓目当てと思われて婚約破棄される惨めさ、いきなりここでいうか!?的「結婚してください」の滑稽さなど、どのシーンもよりいっそう引き立ったはず。
え、それじゃ月9として成立しない?
いえいえ、『101回目のプロポーズ』ってのをお忘れじゃあござんせんか? 美女と野獣であるからこその純愛、これだよ。
上戸彩ちゃんはねー、かわいいいのでもうOKっす。イメクラ嬢には驚きました。すごい冒険してるし、がんばってたよ。甘すぎですかね?
そんなかわいい彩ちゃんを持ってしてもいかんせん話が、
暗いっ! おもろないんじゃー!!
「肝臓ください」って…いや気持ちはわかるんだけどもさ、そりゃアタシもナントカしてあげたいとは思うんだけどもさ。彩ちゃんはクズ兄貴(稲垣吾郎)の借金返済のためイメクラ勤め、それがバレて婚約破棄(クズ兄貴がバラす)、竹野内も婚約破棄され、妹の命は後一年、そして自殺未遂って、なんだこれー、鬱すぎるだろ。
唯一明るい気分になれるところが、稲垣吾郎兄貴のクソっぷりってのはどーなのか。クズなくせに、己のクズさに無自覚なところなど笑っちゃいましたよ。ふにゃふにゃしたクズ、悪意なさげな悪意(でも実は悪意たっぷり)、ふふっ、当たり役だね。
え、来週ですか。見ません。