本日のよろこびごと。(216)


照れ笑い 顔を隠せど 肩揺れて(喜)
先日バナナマンのファンであることを母にバラしたものの、案の定「ナニソレ?」の世界。
「お笑いコンビでね、かっこいい人とかわいい人の」
「どんな漫才するの?」
「いや、漫才はしない」
「あー、じゃあテレビでわちゃわちゃ騒いでるのか」
うーん、そういう仕事もするけれど、それだけじゃなくてねぇ…コント師って説明するのが難しい。母の世代でもわかるように例をあげると、てんぷくトリオとかコント55号とかなのかな。なんかちょっと違う気がする。体張った笑いもとるけど、もっと知的で計算されつくした脚本をベースに、俳優顔負けの緻密な演技を、などなどと説明しても、いまいちわかってもらえない感があって、気後れ。
母は床でラジオでNHKの演芸会みたいなやつをよく聞く。ゆえに漫才師ならある程度はわかる。コントはラジオでアピールできないので老年層には浸透しずらいという不利な点があるのだなぁ、ってのが、このときはじめて気づいたこと。
そんなうやむや経緯ありつつ、先週の『もしもツアーズ』。
「今日、バナナマンがでるから!」
と食事の後片付けをうっちゃってテレビ前に張り付くアタシ。
背後から画面を見ていた母が、
「あー、この若い人たちがそうなの」
「うん、そうっ(ま、そんなに若くもないんだけども)」
「あら、一人はイイ男じゃない?」
おおっ、言ったな! 言ってくれたな!!(大喜) 
思わず顔が綻ぶアタシ、でも照れくさいのであからさまには無反応を装い、目は画面に釘付けのまま。背後の母にはアタシの肩の揺れから動揺がバレバレだったと思われます。
良さは顔だけじゃないけれど、今はそれだけでも。先入観がない、かつ、正統派美男子好みの人生の先輩の意見は嬉しいもんです。