本日のよろこびごと。(202)


母国語の 無知を知るのが ちと快感(喜)
ドラマの感想っ、書くー。

元カリスママネキン(仲里依紗)がなりゆきで日本語学校の教師をすることになり(いちおう教員免許有)、持ち前の人タラシ術を駆使しつつ、意外とマジに教師として奮闘するお話。
楽しく見られてちょっとお勉強になるなかなかお行儀のよいドラマでした。
うん、勉強になるよ。
たとえば今回は鮪(マグロ)という漢字の由来。
「魚」「有」の組み合わせになにやらトンチめいた由来があるかとうっすら信じこんでましたらば、いやはやタダの勘違いかよー。実は「鮪」は中国ではチョウザメの意味。その昔、チョウザメの絵に「鮪」とある絵図を目にした日本人が、大きくてオイシイ魚ならマグロのことだなと思ったんだってさ。
深夜枠とは思えない教育的内容を織り交ぜつつも、チープさや面白さは良い意味でちゃんと深夜枠してます。
仲ちゃんはすっとんきょうで愛嬌のある娘が似合いますねー。教師トリオの配置もうまい。生真面目イヤミ教師(中年男)、またたくまに懐柔されちゃう教師(若輩男)、素直に驚くポジションの美人教師(清楚女)のコンビネーションが初回とは思えないほどうまく機能してた。
クセモノ、問題児ぞろいの生徒たちもいい。こう見えても実は「ちゃんと勉強したいと日本に来ている有望な若者たち」なんだということを無理なく説明していたのもよかった。意思疎通の不足や苛立ちによる誤解などはあっても、根っからの悪意ある人が一人もでてこなかったので、見やすかったし。まぁ、ドラマとしての深みはそれでいいのか?って気もしますが、アタシは好きです。